フィリピンで開催されたASEAN関連会合が外交デビュー戦となった河野外務大臣。「今の段階では河野太郎色を出す前に、まずきちんと一人前に走れるというところを目指してですね」と慎重なスタートを切った。

しかし中国の王毅外相との初めての会談では、さっそく河野氏らしい強気な姿勢も見せた。

 王毅外相が「あなたの発言を聞き我々は非常に失望した。まるであなたはアメリカに言われた任務を果たそうとしているようだ」と、中国が南シナ海で進める軍事拠点化に河野氏が懸念を示したことをけん制すると、「中国には大国としての振る舞い方を身につけていただく必要がある」と一歩も引かなかったのだ。
12日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した自民党の武見敬三参院議員は「王毅外相に問題がある。やはり中国の外交部は国内に政治基盤がなくて弱いので、日本に対して厳しいことを言うことによって、その強化を図るということをやる。王毅外相はそれをもっとも極端にやる人」と説明する。その上で、河野氏の対応について「河野さんはなかなか気の強い人。面白い人なので、みなさん失言を期待すると思うが、閣僚になったときの心構え、立ち位置をしっかりわきまえている。きわめて冷静に日本の立場で言うべきことを言った。私は見事だったと思う。今後もこの基本でやってもらいたい」と高く評価した。

 また、河野氏が“ポスト安倍“の一人と囁かれていることについて武見氏は「まだそんな野心はない。与えられた仕事を閣僚としてしっかりとこなすことによって、初めて彼の将来像が見えてくる。野心を表に出すようなタイプではなく、徒党を組むタイプでもなくて、一人でも自分の言いたいことを言うタイプの政治家」とした。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、河野氏が外務大臣に就任したことによる日韓関係について「河野さんの魅力はアメリカ、中国、韓国に人脈があるということ。河野さんがいろんなネットワークやチャンネルを使うと、意外な人との関係ができたりする。外務大臣は官邸の外交部門を預かるわけだから、安倍総理とうまい役割分担をしてくれると、いろいろなことが上手く転がるのではないか」と期待感を示した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170814-00010011-abema-int

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