◇韓国の情報機関、国家情報院が国会に報告

韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は26日、米軍のB1戦略爆撃機などが北朝鮮東方沖の国際空域を飛行した際、北朝鮮側が「爆撃機をレーダーでしっかりと把握できなかった模様だ」と国会に報告した。一方で北朝鮮軍はその後、「航空機などを(日本海よりの)東側に移動させ、警備を強化している」ことも説明した。

 国会に出席した議員が記者団に明らかにした。報告によると、B1爆撃機に対する北朝鮮軍の反応は全くなかったという。米国防総省は23日にB1爆撃機の展開を公表しており、北朝鮮軍が航空機を移動させたのは、これを受けた措置の可能性がある。国情院はまた、北朝鮮による今後の弾道ミサイル発射実験に備え、国情院としても警戒を強めていることも強調した。

 ニューヨークで国連総会に出席した北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は25日、トランプ米大統領の国連総会での演説内容に言及した上で「米国は明確に宣戦布告した」とし、北朝鮮東方沖を飛行したB1爆撃機を「撃ち落とす権利がある」と主張した。

 これに対し、サンダース米大統領報道官は同日、「我々は宣戦布告していない。ばかげた指摘だ」と一蹴し、「撃墜」発言も「不適切きわまりない」と批判。「我々の目標は朝鮮半島を平和裏に非核化することであり、現時点では経済と外交の圧力を最大限まで強めていく」と言明した。

 一方、訪米中の韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は同日、ワシントン市内で講演し、北朝鮮とトランプ米政権との非難の応酬について「これ以上の緊張激化や偶発的衝突を防ぐため米韓が一致し、賢明に動揺することなく対応することが必要だ」と述べ、冷静な対応を呼びかけた。中国外務省の陸慷(りく・こう)報道局長も26日の定例記者会見で、「軽々しく戦争を始めれば誰も勝者になれない。米朝の『舌戦』が過熱することに決して賛成しない」と述べ、米朝に自制を求めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000118-mai-int