韓国軍の内部ネットワークに対する昨年9月のハッキングで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の暗殺作戦を含む米韓両軍の最新の軍事計画など機密資料295件が流出していたと、国会国防委員会に所属する与党「共に民主党」の李哲煕(イ・チョルヒ)議員が10日、明らかにした。

 北朝鮮の犯行とみられており、流出が確認された中には、金委員長ら北朝鮮の指導部を狙った「斬首作戦」を盛り込んだ「作戦計画5015」が含まれている。斬首作戦については、指導部の移動状況の把握や潜伏先の封鎖、急襲といった段階別の具体的計画が流出したという。

 このほか、米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」に関する会議資料や、韓国内の軍部隊や発電所など重要施設の防御計画も含まれるとされるが、流出したデータの約8割は内容が把握できていない。

 韓国国防省報道官は10日の定例会見で「軍事上の保安に関する事項で、申し上げられない」と述べるにとどまった。同省は、流出は「深刻なレベルではない」と説明してきたが、金正恩政権が最も神経をとがらせてきた斬首作戦の内容まで入手していたことになる。

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