【AFP=時事】中国で14歳のロシア人モデルがファッションショー出演後に死亡したことについて、働き過ぎによる過労死ではないかとの疑いが浮上している。モデルが所属していた中国の事務所はこれを否定しているものの、ロシアを中心とする海外のモデルが働く中国ファッション業界の闇に疑惑の目が注がれている。

死亡したのはブラダ・ジュバ(Vlada Dzyuba)さん。ジュバさんは上海ファッションウィーク(Shanghai Fashion Week)に出演後、24日にめまいを訴えたため、翌25日に上海の病院に搬送された。しかし体調は急激に悪化し、27日に息を引き取ったという。

 ロシアの英字紙「シベリアン・タイムズ(Siberian Times)」はジュバさんの死因について、極度の疲労による髄膜炎だと報じている。

 ジュバさんが所属していたモデル事務所「ESEEモデルマネジメント(ESEE Model Management)」は、中国版ツイッター(Twitter)の「ウェイボー(微博、Weibo)」に「天使を失ったことは気の毒に思う」との声明を発表。一方で、上海ファッションウィークは18日に終了しており、ジュバさんが体調不良になったのはその6日後だと強調した。

 ESEEモデルマネジメントの幹部が中国国営英字紙・環球時報(Global Times)に語ったところによると、ジュバさんは「ほとんどの仕事を法定内の8時間以内で終了」し、仕事量は他のモデルに比べると楽な方だったという。また、中国滞在中の2か月で16件の仕事をこなしていた。

 中国の法律では当局からの許可を得れば16歳未満の子どもでも特定の業種で働くことが可能となっている。