韓国大統領府(青瓦台)は、トランプ米大統領の国賓訪問と韓米首脳会談まであと1日と迫った6日、リハーサルなど最後の準備に余念がなかった。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日、通常のスケジュールを一切入れず、首脳会談の準備に没頭した。

 トランプ大統領が直前の訪問国・日本に2泊3日のスケジュールで滞在し、安倍晋三首相とゴルフを共にしたり、長女のイバンカ氏の歓迎行事が日本で盛大に行われたりするなど、日本側が「異例の厚遇」によって米日の堅固な同盟をアピールしているため、1泊2日の滞在となる韓国での一挙手一投足が比較の対象となるというプレッシャーもあるようだ。

 さらに、文大統領の支持層の一部が参加している市民団体が、青瓦台付近で激しい反米デモを行うと予告しており、青瓦台側は、首脳会談の会場となる青瓦台だけでなくトランプ大統領の演説が予定されている国会周辺、宿泊するソウル市内のホテルの周辺警護などに神経をとがらせているという。

 青瓦台は、トランプ大統領の韓国滞在中の具体的な動線やスケジュール、国賓夕食会のメニューでさえも事前に漏れないよう厳しいセキュリティーを維持し、メディアにも報道の自制を求めた。

 ただし7日夜の青瓦台での歓迎式に関しては一部を公開した。青瓦台によると、文大統領は7日午後に韓米首脳会談に臨み、その後トランプ大統領とメラニア夫人、関係者約120人を招待して夕食会を開催する。夕食会の後は記念公演が行われる。文大統領夫妻がトランプ大統領夫妻を迎賓館1階で出迎え、両国の国家演奏に続いて乾杯と食事、公演が行われるという。

 青瓦台は「今回の夕食会は、国賓訪問という格に見合う最高の礼遇と格式で実施し、韓米両国の首脳夫妻の緊密な連帯感を強める一方で、堅固な韓米同盟の意味を再確認できるようにした」と説明した。

 韓国側からは丁世均(チョン・セギュン)国会議長、金命洙(キム・ミョンス)大法院長(最高裁長官に相当)、李洛淵(イ・ナクヨン)首相のほか、キム・ドンヨン経済副首相をはじめ政府・軍の関係者十数人、財界・学界・言論文化界、スポーツ界の要人、韓米関係に寄与した人物、在韓米国人ら約70人が出席する。

 米国からはケリー大統領首席補佐官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官、トランプ大統領の娘婿のクシュナー大統領上級顧問、ナッパー駐韓米国大使代理など約50人が出席する。

 7日午後9時ごろから始まる公演には、KBS交響楽団と音楽監督のチョン・ジェイル氏、「国楽(韓国伝統音楽)の神童」と呼ばれるユ・テピョンヤン氏、歌手のパク・ヒョシン氏らが出演する予定だ。

 KBS交響楽団は、韓米同盟の行進が続くことを願うという意味で、米国の代表的な作曲家バーンスタインの「軽騎兵序曲」を演奏する。チョン・ジェイル氏はユ・テピョンヤン氏と共に、伝統音楽を現代風にアレンジして演奏する。パク・ヒョシン氏は自身の作詞・作曲による「野生花」を歌う

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