米政府が7日にあった米韓首脳会談で日米韓の協力を求める異例の言及を行ったことがわかった。韓国による9月の北朝鮮への人道支援決定以降、3カ国の不協和音が強まったことを懸念した。11日から始まった米原子力空母3隻などが参加する合同演習でも3カ国協力は実現しなかった。

 米韓関係筋によれば、トランプ米大統領は、両国の外相らも同席した拡大首脳会談の最初の議題に日米韓協力を選択。ティラーソン国務長官に指示し、厳しい安全保障情勢のなか、さらに発展した3カ国協力が必要だと説明させた。

 米側は具体的な協力の事例は挙げなかったが、米戦略兵器が朝鮮半島周辺に派遣された際の協力などを念頭に置いたとみられる。米側は戦略爆撃機や原子力空母などを派遣した機会を利用した日米韓の共同訓練を打診してきたが、韓国側は応じていない。

 これに対し、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領は、日米韓協力が軍事同盟に発展することは望ましくないとした従来の考えを基に、3カ国協力強化に慎重な考えを示した。米韓共同発表文は弾道ミサイル防衛や対潜水艦作戦を巡る共同訓練など、従来の協力の確認にとどまった。

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