3. パナソニック株式会社
2016年6月、パナソニックデバイスソリューション事業部の富山工場に勤務する40代男性社員が自殺。2017年2月に過労自殺と認定された。残業時間は、自殺1ヶ月前に100時間を超えていたという。

この後、富山工場の社員3人が最長で月97~138時間の違法な長時間残業をさせられていたことが明らかになり、同社と幹部2人が労働基準法違反の容疑で書類送検された。

また、パナソニック側は「雇用関係がない」としているが、福井市の工場では2015年10月、2次下請け社員が過労死認定されている。

4. 新潟市民病院
1973年設立の公立総合病院。

2016年1月、当時37歳の女性研修医が、長時間勤務が続いたことで睡眠薬を服用して自殺した。女性の月平均残業時間は187時間、最長で251時間だった。2017年5月、長時間労働による過労が原因であると労災認定された。

5. 日本放送協会(NHK)
2013年7月、当時31歳だった女性記者がうっ血性心不全で死亡した。2014年に長時間労働による過労が原因として、渋谷労基署が労災認定。

亡くなる直前1ヶ月の時間外労働は159時間37分。遺族側の調査では、亡くなる直前の残業時間は209時間だった。

担当していた都議選と参院選の取材で、「深夜に及ぶ業務や十分な休日の確保もできない状況にあった」と認定されている。NHKが2017年10月に公表した。

6. 株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西
「アリさんマークの引越社」として全国で営業展開する引越し業社。

引越社関東所属の男性営業社員をシュレッダー係に配転したり、懲戒解雇したしりした。懲戒解雇においては、その理由を「罪状」などと記載して男性の顔写真を入れた書類(罪状ペーパー)を、引越社グループの店舗や社内報に掲示した。

2017年8月、東京都労働委員会が、男性が労働組合に加入したことによる行為だったと認定。こうした行為と、脱退を促す行為が不当労働行為であるとした。

7. 大成建設株式会社・三信建設工業株式会社
「新国立競技場」の建設工事の元請け企業と、大成建設から地盤改良工事を請け負った一次下請け企業。

2017年3月、三信建設工業の新人男性社員(当時23歳)が自殺。10月に長時間労働による過労が原因の労災であると認定された。直前1カ月の残業は約190時間だったという。

この後、東京労働局が「新国立競技場」の建設に関わる約760社を調査し、37社で違法な時間外労働があったことが発覚。是正勧告された。

つづく   次は:8. 大和ハウス工業株式会社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171127-00010002-bfj-bus_all&p=2