【北京時事】在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備問題をきっかけに中断していた中国人団体客の韓国旅行が約9カ月ぶりに解禁された。

 ただ、中国のインターネット上では、韓国への団体旅行を企画した旅行会社に対する批判が書き込まれ、反発も出ている。

 中国の旅行会社関係者などによると、32人の団体客が2日、仁川国際空港に到着した。4泊5日の日程でソウルや周辺の観光地を回る。中国政府は3月、韓国ロッテグループの用地へのTHAAD配備を批判し、団体旅行の禁止をはじめとする報復措置を取っていた。

 韓国への団体旅行の解禁は、10月末に中韓両国が関係修復で合意したことを受けたもの。両国は緊張緩和に動き、中国の習近平国家主席と李克強首相は11月、それぞれ外遊先で韓国の文在寅大統領と会談。文大統領は12月中旬に訪中する予定だ。

 しかし、中国内には韓国に対する不満が残っている。過去、中国からの団体旅行客でにぎわったロッテグループの免税店訪問はツアー日程から外されているという。また、中国のネット上では「THAADはまだ(韓国から)撤去されていないのに金もうけを急ぐのか」と旅行会社を批判する声が出ている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171204-00000047-jij-cn