5年の審理を経て却下
 キラキラネームは「不思議な名前」として受け止められていますが、これまで報じられたものは、実際に戸籍に登録されています。一方、度が過ぎたとして、裁判になったものもあります。

 2009年、山東省で「北雁雲依」という名前を娘に付けようとしました。「北雁雲依」は「秋に北から飛んできた雁が雲と一緒にいる」という意味で、親は「漢詩」から取った美しい名前だと説明しています。

 しかし、「北雁雲依」には、両親、どちらの名字の漢字も入っていません。つまり、名字まで変えて登録しようとしたのです。

 父親の呂さんは、親の名字を必ず使う法律がないことを理由に、地元の登録を拒否した公安局派出所を訴えました。

  5年間の審理の後、さらに全国人民代表大会でも議論され、2015年4月、最高裁が父親の呂さんの上訴を却下します。「北雁」という名字を新しく作ることなどは「公序良俗」に違反しているとして、「北雁雲依」を名前として認めませんでした。

 最近は、このケースが命名に関する「モデルケース」として再度公表され、命名権と含め、キラキラネーム関連の一つの判例になりました。

次は「魚香肉糸」「麻婆豆腐」か?
 「北雁雲依」の裁判を巡っては、ネット上では様々な議論が起きました。

【反対派】
・「王者栄耀もキラキラ過ぎるけど、少なくとも名字は『王』でした」
・「お父さんの名字が呂だったら、『呂氏春秋』にすれば問題ない」
・「ハンドルネームとしてはいいかもしれないが、一生で使う名前としては、やはりヘン」
・「北雁という名字は中華民族の名前に存在せず、みんなが気まぐれで名字を作るなら、社会が乱れてしまう」

【賛成派/同情派】
・「モンゴル族も名字がないけど」
・「古代の人が『勝手に』氏名を変更したおかげで、今の中国にはたくさんの名字がある」
・「日本でも近代になって村上、田中などの名字をたくさん作ったのに……」
・「『北雁』という名門を殺したかもしれません」

 中国では「魚」や「麻」という名字もあります。ネットでは「魚香肉糸(ユーシャンロース)」「麻婆豆腐」の名前も取りざたされているようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171211-00000002-withnews-cn&p=3


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