韓国の文在寅大統領は19日、来年2月の平昌五輪期間中の米韓合同軍事演習の延期を自らが米国に提案し、米国も検討中だと明らかにした。五輪会場がある北東部、江陵(カンヌン)に向かう専用列車内で米NBC放送のインタビューに答えた。

 文氏は「五輪開幕前に、朝鮮半島の緊張を緩和するため、北朝鮮を刺激する可能性がある演習を縮小するなど、劇的措置を取ることもできる」と主張。「米韓両国が演習の延期案を考慮する可能性もある」とした上で、「全ては北朝鮮がどう行動するかにかかっている」と強調した。

 パラリンピック開催期間と重なる3月ごろに例年、演習が行われる。演習に反発した北朝鮮が軍事的挑発に出て緊張が高まるのではないかとの懸念が国内外であり、演習先送り論は、与党や政権内からも上がっていた。国連総会でも五輪期間中は武力紛争を控えるよう加盟国に求める決議を韓国の主導で採択していた。

 ただ、米軍の別の演習時期との兼ね合いもあり、米側が延期に応じるかは不明だ。

 文氏はインタビューで、五輪観戦を計画する外国人観光客に向けて「安全を心配しなくていい。私は北朝鮮が五輪に被害を与える行動をするとは考えていない」とも強調。文氏が求めてきた北朝鮮の五輪参加については「前例を見ても北朝鮮は大会が差し迫ってから決定を下す傾向がある」として、最終的に参加することに期待感を示した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00000508-san-kr



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