南米チリを訪問しているローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は16日、過去に聖職者が起こした子どもへの性的虐待事件について触れ、「苦悩と恥辱の気持ちを表明せずにいられない」と謝罪を述べた。非公開の場で少数の被害者らとも面会した。同国では複数の虐待事件の発覚でカトリックの威信が失墜。法王の訪問に対する抗議デモも起きている。

厳戒態勢のなか、16日には抗議デモに参加した市民ら少なくとも50人が治安当局に拘束された。この日までに手製の爆発物などで9カ所の教会が攻撃される事件も起き、「次は法王を攻撃する」と名指しで脅迫する文書も見つかっている。


 首都サンティアゴの大統領府で最初のあいさつをした法王は、「聖職者たちが子どもたちに与えた償いようのない苦痛について、苦悩と恥辱の気持ちをここで表明せずにはいられない」と謝罪。「犠牲者を全力で支援し、二度と起こらないよう努力する」とも語った。また被害者から直接話を聞き、一緒に祈ったり、涙を流したりしたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000070-asahi-int