トランプ米大統領の就任1周年となった20日、米国各地でトランプ政権への反対を表明する「女性の行進」が行われた。就任に抗議し史上最大の約500万人が行進したとされる昨年1月の記録には届かないが、反セクハラ運動「MeToo(私も)」などが後押しし、ロサンゼルス、ニューヨークなどで100万人以上が参加する大規模なデモとなった。


 ロサンゼルスでは、ハリウッド女優らが登場し、セクハラ撲滅や11月の中間選挙での投票を訴えた。オスカー女優ナタリー・ポートマンさん(36)は市庁舎前を埋め尽くした群衆に「皆さんのおかげで、革命がうねりになっている」と呼びかけた。昨年のアカデミー賞で助演女優賞に輝いた黒人女優のビオラ・デービスさん(52)は自分もセクハラ被害者だと明かし、「性的暴行や貧困によるトラウマが今もあり、それが私を投票所に向かわせる」と述べた。大学生のアナ・カーターさん(18)は「有名人が声を上げ、勇気づけられている。女性や人権を軽視するトランプは米国を代表していない。私たちは抵抗を示すため、投票に行くことが重要だ」と語った。

 「もうたくさんだ」などのプラカードを掲げた市民が行進したニューヨーク市では、女性ら約200人が行進後、女性の政界進出を支援するNGOのイベントに参加した。中間選挙で連邦下院議員選に出馬するニュージャージー州在住のリンゼイ・ブラウンさん(29)は「『トランプ党』となった共和党を変えたい」と話した。

 中間選挙に出馬する女性の候補者数は前回2016年選挙の約2倍に増えるとみられる。NGOの広報担当によると、出馬を決意した女性の4割がアンケート調査にトランプ氏当選が「転換点」になったと答えているという。

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