【AFP=時事】(更新、写真追加)タイ南部の都市ヤラ(Yala)の市場で22日朝、バイクを使った爆弾攻撃があり、民間人3人が死亡、19人が負傷した。地元警察当局が明らかにした。


匿名を条件に取材に応じた警察官は、「容疑者が繁華街の屋台の前に駐車したバイクが爆発し、民間人3人が死亡、他19人が負傷した」と述べた。ヤラ繁華街で死傷者が出るほどの大規模な攻撃は2年ぶりだという。

 イスラム教徒が多く住むヤラ県はマレーシアと国境を接するタイ深南部(Deep South)は独自の文化を持ち、中央政府に反発する武装勢力によるとみられる攻撃で2004年以降、民間人を中心に7000人近くの死者を出している。ただ、和平交渉の進展と軍事政権の治安対策強化を受け、2017年は武力衝突による死者がこの13年間で最も少なかった。

 22日に爆弾攻撃を受けた朝市は、仏教徒とイスラム教徒の双方に人気が高い。武装勢力が数か月ぶりに民間人を狙った攻撃を仕掛けたとみられ、武装勢力側が方針を変更した可能性がある。

 タイは約100年前、マレー(Malay)系住民が住む深南部を支配下に置いた。以来、数十年にわたって自治拡大を求める民族武装勢力との対立が続き、2004年に大規模な武力衝突に発展した。政情が不安定だが、ここ数か月は攻撃は起きていなかった。

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