最終局面を迎えているFAダルビッシュ有(31)の去就に全米のメディアが注目している。しかし、ダルビッシュ自身が、どのチームでのプレーを希望しているかについて情報が錯綜している。折に触れダルビッシュがツイッターで“本物の情報”を発信しているが、さすがに交渉途中で希望球団をツイートするわけにはいかず、なおさら情報が錯綜することになっている。

ダルビッシュの希望球団について米メディアが相反する2つの説を流した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙のアンディ・マッカラー記者が読者からの質問に答えるコーナーの中で、「ダルビッシュの契約に、これだけ時間がかかっているのは、ドジャースが贅沢税にかからないように年俸総額を削り、2000万ドル(約22億円)を払えるようにすることを期待しているからだろうか」との質問を受け、「その通り。自分の理解では、ダルビッシュはドジャースに戻りたいという意思を明らかにしている。彼のFA契約が遅れているのは、ド軍がどれだけのお金を動かせるかの様子を見ていることに関係している」と答えた。

 ドジャースは贅沢税にからまないような“ダルビッシュ獲得資金”を捻出するため、ヤズマニ・グランダル、ローガン・フォーサイス、柳賢振らの放出を模索していたが、「現状は、これらの選手がまだドジャースにいて、ダルビッシュは依然FAのままだ。ドジャース経営陣の動きに対して、市場がどのように反応しているかは予想できるだろう」と、まだドジャースが“ダルビッシュ獲得資金”を作れていない実情を説明した。

 同紙が指摘するようにダルビッシュは、ワールドシリーズでは結果を出すことができず(アストロズの球種盗みもあった)「ドジャースでやりかえしたい」との言葉を口にしたことがある。
 プロフェッショナルらしい矜持である。
 ダルビッシュの代理人は「ワールドシリーズに出場の可能性のあるチームであること」を移籍先の条件のひとつに挙げており、この条件をドジャースは満たす。チームスタッフ、メンバーも含むベンチの雰囲気、環境についてもドジャースならば文句ナシだ。

 ただMLB公式サイトは、「ドジャースはダルビッシュとの再契約を望んでいるが、1億9700万ドル(約216億円)の総年俸規定額を超えずにダルビッシュを獲得すべく画策する必要がある」という見方を記事にしており、やはり贅沢税の支払いがネックになっているようだ。
 ヤンキースも、この贅沢税問題がダルビッシュ獲得へのハードルになっている。

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00000003-wordleaf-base&p=1