4(日) 21:27配信 朝鮮日報日本語版
 平昌五輪に出場する北朝鮮の代表団に、身元不詳の男性2人が同行しており、注目を集めている。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は2日(現地時間)、アイスホッケーの南北合同チームが練習を行っている忠清北道・鎮川の国家代表選手村に謎の北朝鮮男性2人が滞在しており、韓国政府さえも男性の身元について把握できていないと報じた。

 この北朝鮮の男性2人は先月25日、北朝鮮アイスホッケーチームのパク・チョルホ監督と選手ら13人と共に韓国に到着。その後2人はパク監督と共にチームの練習に同行し、選手たちと同じ建物に滞在して食事も共にしている。2人はほかの人たちとは一切会話をしていないという。

 この2人の正体をめぐっては、北朝鮮の国家保衛省の職員という話もある。国家保衛省は韓国の情報機関・国家情報院に相当する機関で、韓国に対する情報収集と工作活動などを行う。韓国のある国会議員はWSJとのインタビューで「北朝鮮が技術支援要員などと偽って選手団と共に秘密要員を送り込んできたのだろう。北朝鮮のいつものやり方だ」と話した。

 韓国文化体育観光部(省に相当)の関係者はこの2人について「スポーツマッサージとビデオ分析など技術的支援のために選手団に同行している」と説明した。しかし、2人に関して名前すら分からないという。

 この2人は国際オリンピック委員会(IOC)に登録されている北朝鮮選手団46人(選手22人、役員24人)の名簿にも含まれていない。平昌冬季五輪組織委員会は「支援要員として来韓した北朝鮮男性2人は選手村に入るためのADカード(許可証)の発給が認められないだろう。その場合は、江陵選手村ではなく外部に滞在しなければならない」と説明した。