米ジョージア州の中学校で28日、男性教員が教室に立てこもり、窓から銃を発砲して逮捕された。警察が明らかにした。この騒ぎで生徒1人が避難する途中に足首を負傷したが、発砲によるけが人は出ていないという。

米国では2週間前にフロリダ州の高校で起きた銃乱射事件で大勢の犠牲者が出たばかり。トランプ大統領は事件後、こうした事態に備えて教員に自衛のための銃を持たせることを提案していた。

これに対し、教員に銃を持たせれば別の危険が生じるとして反対する声もあり、今回の事件でそうした危険性が裏付けられた形だ。

警察によると、事件は同州北部にあるダルトン・ハイスクールで同日午前11時半ごろ発生。同校の社会科教師ランダル・デービッドソン容疑者(53)が教室に立てこもって生徒を締め出したため、校長が扉の鍵を開けて入室しようとしたところ、デービッドソン容疑者が教室の窓から短銃で発砲した。

学校は即座に厳戒態勢を取り、間もなく警察が駆けつけて教室の周辺から生徒らを避難させた。約30~40分後、デービッドソン容疑者は説得に応じ、それ以上抵抗することなく拘束された。
警察は、デービッドソン容疑者に他人を傷つける意図はなかったと見ている。同容疑者は暴行や学校での武器携帯などの罪に問われている。

デービッドソン容疑者は2004年から同校に勤務し、フットボールチームの実況中継も担当していた。学校長は、「素晴らしい教員だった」と評している。

同校では銃乱射などの事態に備えた避難訓練を実施しており、教員が生徒を教室に集めて鍵をかけ、照明を消して窓から離れるよう指示していたという。

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