【AFP=時事】英国で毒物にさらされ意識不明の状態で見つかったロシア人の元二重スパイ、セルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏が、英国の情報機関に機密情報を提供していたことへの許しを請う手紙を数年前に、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に宛てて書いていたことが、英BBCによるスクリパリ氏の友人への24日のインタビューで明らかになった。

 スクリパリ氏の学生時代の友人ウラジーミル・ティモシュコフ(Vladimir Timoshkov)氏によると、2010年のスパイ交換で英国に移住したスクリパリ氏から2012年に電話があり、ロシアを訪れる許可を求めていることを明かしたという。

 ロシア政府はティモシュコフ氏の主張を否定。在英ロシア大使館はツイッター(Twitter)で、「セルゲイ・スクリパリ氏から、ロシアへの帰国許可を求めたプーチン大統領に宛てた手紙は存在しない」と述べた。

 ティモシュコフ氏によると、卒業後二人は音信不通となっていた。しかしティモシュコフ氏はスクリパリ氏が反逆罪で収監されたと聞き、ソーシャルメディアを通じてスクリパリ氏の娘、ユリア(Yulia Skripal)さんに連絡を取った。

 BBCのインタビューでティモシュコフ氏は、「2012年に彼(スクリパリ氏)から電話がかかってきて、30分ほど話した。ロンドンからかけていた。彼は自分が反逆者ではないと言っていた」と明かした。

 またティモシュコフ氏は、「彼は、完全な恩赦とロシアを訪れる許可を求める手紙をウラジーミル・プーチン大統領に宛てて書いたと話した。彼の母と兄弟、親族はここ(ロシア)にいるからだ」と語った。さらには、スクリパリ氏は「自分の人生が何が何だか分からなくなってしまい」、二重スパイになったことを「後悔」していると話したという。

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