CNN) 制御不能に陥った中国の宇宙実験施設「天宮1号」が、数日中に地球へ落下する見通しとなった。同施設の観測を続けている欧州宇宙機関(ESA)が明らかにした。

ESAによると、天宮1号は3月30日~4月2日の間に大気圏に突入する見通し。ただしこの予測は変わる可能性も大きい。

中国有人宇宙当局は天宮1号について、3月31日~4月2日の間に大気圏に突入して炎上すると予想している。

天宮1号は全長約12メートル、重さは8.5トン。落下したとしても、人的被害が生じるリスクは極めて小さい。
中国は昨年5月の時点で、天宮1号が16年3月16日以来、機能しなくなったと国連に報告していた。原因は明らかにしていない。

専門家の推計によると、落下した天宮1号の残骸が人に当たる確率は1兆分の1未満。米国で人が落雷に打たれる確率の140万分の1をも下回る。

天宮1号は、中国が2022年ごろの打ち上げを目指す宇宙ステーションの試作機として、2011年に打ち上げられた。

中国は国連への報告の中で、天宮1号の落下によって、航空活動や地上活動に被害が出る可能性は極めて小さいと述べている。

設計責任者は今年1月、中国国営紙に対し、同機は大気圏突入で大部分が燃え尽き、残った部分は海上に落下するとの見通しを語っていた。

中国は3月14日以来、天宮1号の高度に関する情報を毎日更新している。25日の高度は平均で216.2キロと、昨年12月24日の286.5キロより低くなった。

オーストラリアの専門家は、もし天気が良ければ、火の玉が連続して空中を横切る光景が見られるかもしれないと予想している。

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