丁寧なのは有難いけど、場合によっては…
日本にまつわる「ショッキング」なビデオが海外で報じられている。英メトロ紙が4月2日付けで「日本に到着した荷物の扱われ方」としてウェブに掲載したのは、空港で手荷物を受け取るベルトコンベア横のスタッフの姿だ。

飛行機に搭乗するときの預け入れ荷物のトラブルはよくあることだ。自分の荷物が乱暴に扱われたら、適正な料金を支払った乗客は怒りたくなって当然だろう。

しかし今回の「ショッキング」なビデオは、真逆の意味だった。ベルトコンベア上の荷物をクロスで拭くスタッフの対応が丁寧すぎて「ショッキング」というのだ。

どこの空港かは特定されていないが、これがメトロ紙が報じるほどショックなこととは、動画に映るスタッフも驚きだろう。動画はSNSでも拡散されており、ツイッタ―では反響のコメントが確認できる。

イギリスでは3月、ロンドン近郊のルートン空港でメンジーズ航空の機体から降ろされる荷物を、スタッフが投げたり蹴ったり乱暴に扱う様子を捉えた動画が問題になった。フライトの特定はされていないが、メンジーズ航空の広報は、「メンジーズは、お客様の荷物の安全な運搬を最重要課題と捉えています」とコメントし、火消しに躍起になっている。

お客様の荷物を愛するが故に…?
荷物の取り扱いで言えば、低運賃で有名なLCCのエアアジアは奇妙な騒動を起こした。 英インディペンデント紙によると、エアアジアは先ごろ、雑な荷物の扱いが指摘され、同社のリアド・アスマットCEOがこの4月に具体的な改善措置を取ることを発表していた。

そんな矢先に、マレーシアのクアラルンプール国際航空第2ターミナルに勤務するエアアジアの従業員Mohd Amir Izzatは自身のフェイスブックで、乗客の荷物にキスしている写真を投稿した。「どんなに重くてもキスとともに大切に扱うよ…荷物、愛してる」と。

このような写真は20枚にも及ぶ。投稿の最後には、「これまでのエアアジアのミスをお詫びします」と添えられており、同社の失態を反省する気持ちはあるのだろうが、自分の荷物が見ず知らずの他人にキスされるのを許せる人が全てではない。「頼むから私の荷物にはキスしてくれるな」「自分の荷物だったら不幸だ」といった、不快感を露にした反応が目立った。

日本の対応は丁寧過ぎると賛否が分かれるかもしれないが、エアアジアはまた違う意味で行き過ぎている。「キスする必要はない。慎重に扱うだけでいい!」という意見が届くことを願うばかりだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180403-00010007-newsweek-int