4/9(月) 6:04配信 Bloomberg
米中貿易戦争の恐れが高まり、金融市場が動揺する中、トランプ米大統領は8日、中国が先に屈服するとの見通しを示した。根拠は示さなかった。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、「中国は貿易障壁を下げるだろう。そうすることが正しいからだ」とした上で、「税は相互的になり、知的財産権に関して取引が成立するだろう」とコメント。また、中国の習近平国家主席との首脳同士の関係について、何が起ころうと「習国家主席と私は常に友人であるだろう」と述べた。

先週はトランプ大統領が5日、中国からの輸入品1000億ドル(約10兆7000億円)を対象とした追加関税を検討するよう指示したと発表すると、中国商務省が米国の保護主義に反撃すると直ちに表明するなど、米中間の貿易を巡る緊張が高まった。

トランプ大統領の経済チームの高官らは8日午前のトーク番組に出演。対中関税政策を擁護し、貿易戦争は回避できると述べる一方で、これらの動きをより長期的な成長戦略の一環と位置付けた。

クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、米政策は米中両国ばかりか世界経済をも「成長させる極めて有益な結果をもたらすと私は思う」と発言。中国との交渉が不調に終わった場合、自分は関税賦課を支持するつもりだが、まだ何も起きていないと述べた。同委員長は「FOXニュース・サンデー」とのインタビューで、市場が神経質になっていることを認めながらも、「貿易戦争に至ることはない」とした。

ムニューシン米財務長官はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、米国の目標は「中国との協議を継続することだ」と言明。トランプ大統領は「習主席と非常に親しい関係にあり、われわれは引き続きこれらの問題を中国側と議論していく」と述べた。中国政府との非公式協議の進展具合についてはコメントを控えた。

貿易強硬派として知られる米国家通商会議(NTC)のナバロ委員長はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、関税の脅しは交渉の切り札というだけではないと発言。「われわれは慎重に進めていく」と述べた。また、いかなる関税発効も高官協議の後になるとし、米国側はムニューシン長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が率いることになると語った。

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