米中の貿易摩擦を背景に、欧州勢が米国産大豆の大量買い付けに動いたもようだ。
米農務省が6日発表した統計によると、45万8000トンの米国産大豆が仕向け地不明で売却された。

 4月6日、米中の貿易摩擦を背景に、欧州勢が米国産大豆の大量買い付けに動いたもようだ。写真はイリノイ州の大豆畑で実り具合を調べる男性。 2014年9月撮影(2018年 ロイター/Jim Young)

売却先にはオランダやドイツなど欧州連合(EU)の業者が含まれるとされ、全量がEU向けと確認されればEUへの一度の売却としては約15年ぶりの大きさとなる。

中国政府は米国からの大豆輸入に追加関税を課す構えを打ち出している。
こうした中、米国産大豆の輸入コスト増大を警戒する中国勢が、ブラジル産大豆の買い付けを急いだため、ブラジル産の価格が高騰。
欧州勢は逆に割安になった米国産大豆を買い付けたものとみられている。

米農務省からのコメントは現時点では得られていない。
プライス・フューチャーズ・グループのアナリストは、政治要因がブラジル産大豆の価格を押し上げていると指摘。
「通商に変化が出ている」と語った。

米国はブラジルに次ぐ世界第2位の大豆輸出国。
中国は、世界の大豆輸入のおよそ3分の2を占め、世界最大の大豆輸入国となっている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180409-00000031-reut-cn