米軍による13日(米東部時間)のシリア攻撃では、日本政府が導入する方針の航空機搭載型の長距離巡航ミサイルが使われた。
政府は、このミサイルを離島防衛などのため敵の対空ミサイル射程外から攻撃する
「スタンドオフ・ミサイル」と位置づけているが、敵基地攻撃が可能であることが実証された形だ。


 米国防総省によると、米軍は日本が導入予定の長距離巡航ミサイル「JASSM(ジャズム)-ER」(射程約900キロ)を使用。
シリア周辺の空域でB1戦略爆撃機2機から計19発を発射。首都ダマスカス近郊の化学兵器研究開発拠点を攻撃した。
英紙タイムズ(電子版)によると、実戦で使用されたのは初めて。

 日本政府は昨年、JASSM-ERを導入する方針を決め、F15やF2など現有戦闘機に搭載するために
機体改修が必要か調査するため今年度予算に3000万円を計上。
適合性が確認されれば、数年後に導入する方針だ。今年度予算には、F35ステルス戦闘機に搭載する長射程ミサイル「JSM」(射程約500キロ)
の取得費21億6000万円も盛り込まれた。

 政府はこれらのミサイルは離島を敵に占拠された場合の反撃、弾道ミサイル防衛に対処する海上自衛隊のイージス艦を狙う敵艦船への攻撃などに使用するものと説明。
しかし、能力的には公海上から敵基地を攻撃できる能力を持つことになるため、自民党の国防関係議員の間には
核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への抑止力になるとの意見がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-00000097-mai-pol