【AFP=時事】シリアの首都ダマスカス近郊で毒ガス攻撃が行われたとされる問題で、化学兵器禁止機関(OPCW)は18日、調査団に先立ち現地入りした国連安全保安局(UNDSS)の偵察隊が銃撃を受けたことから、現地調査の開始を見合わせると発表し、「制約のない立ち入り」が可能となるよう訴この問題では、ダマスカス近郊の東グータ(Eastern Ghouta)地区ドゥーマ(Douma)で行われた毒ガス攻撃により数十人が死亡したとされ、シリア政権による攻撃だったとの見方が強い。反体制派の支配下にあったドゥーマは先週、ロシアが支援するシリア政府軍によって完全奪還された。


 OPCWの調査団は4日前にダマスカスに到着したが、ドゥーマでの現地調査はまだ始まっていない。国営シリア・アラブ通信(SANA)は17日、調査団のドゥーマ入りを報じたが、OPCWはその後、調査団はまだ現地に到着しておらず、国連安全保安局による安全確認を待っている状態だと説明していた。

 国連安全保安局の偵察隊は17日、ドゥーマ町内の2か所を訪れた。だがOPCWのアフメト・ウズムジュ(Ahmet Uzumcu)事務局長の声明によると、うち1か所で「隊員らが小火器の銃撃を受け、爆発物が起爆された」。国連関係者によると、隊員にけがはなく、ダマスカスに帰還したという。

 ウズムジュ氏や他の当局者らは、銃撃主体の特定はしていない。OPCWは、安全が保障されなければ調査団はダマスカスにとどまるとしている。

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