【上海・工藤哲】長時間の会談と夜の華やかな宴、さらに少人数でのリラックスした海辺の散歩--。中国国営中央テレビ(CCTV)は8日、遼寧省大連で行われた2度目となる中朝首脳会談の様子を夜のニュースで約8分間に及ぶ異例の長さで伝えた。CCTVは、中国の習近平国家主席が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を諭し導くような構図を繰り返し報道。米朝間の会談には、北朝鮮の後ろ盾としての中国の存在が不可欠であることを改めて示した。

報道では、冒頭で双方の首脳による公式会談の様子を伝えた。中国側には王滬寧(おう・こねい)政治局常務委員や楊潔※(よう・けつち)政治局員、王毅国務委員兼外相らが並び、北朝鮮側は李容浩(リ・ヨンホ)外相らが姿を見せた。冒頭は両首脳の表情は硬く、笑みをほとんど見せなかった。3月の中朝首脳会談の際、金氏はペンを手に取り、習氏の発言を書き写す様子が映されたが、今回はなかった。

 さらに、2人は松の木が並ぶ海辺へ散歩に。通訳らごく数人の随行員のみが同行した。金氏は黒縁めがねを外し、時折リラックスした表情。習氏は指をさして諭すような姿を見せ、中国の「格上」ぶりの演出に努めた。また途中からえんじ色の服を着た妹の与正(ヨジョン)氏を交え、少人数で椅子に座って談笑する様子も伝え、公的な関係にとどまらず、私的な関係をさらに深めている様子もうかがわせた。

 ※は竹かんむりに褫のつくり

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000103-mai-int