【AFP=時事】オーストラリアから中東へ向かう家畜輸送船で、劣悪な環境に置かれて死んでいく羊の様子を収めたおぞましい映像が公になったことを受け、豪政府は17日、家畜の生体輸出について抜本的な見直し施策を発表した。ただ全面禁止には至らなかった。

昨年撮影された問題の映像には、暑い中、多数の羊が小さく、窒息しそうな囲いの中に押し込まれ、排せつ物にまみれている様子が捉えられていた。この映像が今年4月に動物愛護活動家らによって公開されると、オーストラリア国内に衝撃を与えた。

 デービッド・リトルプラウド(David Littleproud)農相は17日、この映像について「恥ずべき」ものと批判したが一方で、家畜の生体輸出の全面禁止要求については、政府内で検討した結果、応じないことを明らかにした。

 輸出業者は今後、羊を輸送する貨物スペースを、気温に応じて最大39%まで拡大することを義務付けられる。さらに、牛や羊を運ぶあらゆる輸送船には第三者の監視員が同乗しなければならないという。

 新たな規則に違反した企業には、罰金420万豪ドル(約3億5000万円)、代表者には10年以下の禁錮刑が科される可能性がある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000041-jij_afp-int


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