【AFP=時事】中国空軍は18日、南シナ海(South China Sea)の島に初めて爆撃機数機を着陸させた。同軍が声明で明らかにした。領有権を争う同海の海域の周辺諸国間で新たに緊張が高まることが懸念される。

中国空軍の発表によると、長距離核攻撃が可能なH-6K爆撃機を含む複数の爆撃機が、海上の標的を想定した攻撃訓練を行った後、ある島の飛行場で離着陸訓練を行ったという。

 米戦略国際問題研究所(CSIS)の中国の専門家は「爆撃機が南シナ海(の島)に着陸したのは初めてだと思う」とツイートした。

 CSISのウェブサイトに掲載された分析によると、中国軍が離着陸訓練を行った滑走路は、ベトナムと台湾も領有権を主張している西沙諸島(パラセル諸島、Paracel Islands)のウッディー島(Woody Island、永興島)に建設されたものとみられる。

 発表の中で引用された防衛関連の専門家によると、南シナ海の複数の島々での離着陸訓練は、同海における安全保障上の脅威に対処する際の空軍の戦闘力を強化するためのものだという。

 米経済専門局CNBCは数週間前に、米情報機関に近い情報筋の話として、中国軍が対艦および空対空防衛システムを、ベトナムやフィリピンも領有権を主張している南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)に配備したと報じ、米政府は中国政府に対し、南シナ海の軍事化に対する何らかの報復を受けると警告した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00000023-jij_afp-int