【東方新報】最近、中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の武漢動物園(Wuhan Zoo)のパンダ担当の飼育員が、勤務中にタバコを吸うなどの動画をあるインターネットユーザーが撮影し、公開した。動画では、体調の優れない様子のパンダも映し出され、飼育員から虐待されているのではないかなど、多くのユーザーからの注目を集めていた。

 動物園側は、投稿された問題の事実を認め、飼育員を停職処分とし、配置転換の措置を取ったとしている。協議の上、虐待されたと見られるパンダの「偉偉(Wei Wei)」を四川省(Sichuan)の中国ジャイアントパンダ保護研究センター(China Conservation and Research Center for the Giant Panda)へ早急に搬送することを検討している。

 ユーザーの投稿した動画などによると、飼育員はアリの付着したリンゴをパンダに与えたほか、来園者をパンダ舎に連れ込みパンダに直接エサを与えさせていたという。また、来園者がおりの外から棒でパンダを虐待していたという情報もある。

 投稿された動画には、パンダの手足がこすれたようになっていて皮膚が露出しており、パンダの黒い鼻先は真っ白に変色。脱毛や口内の歯石も見られるなど、ネット上では偉偉の健康状態が心配されていた。

 また、投稿内容に対し、武漢動物園管理処宣伝部の責任者は、飼育員がパンダ舎の作業場で頭を洗ったり、洗髪後の濡れた手でパンダにエサを与えたりしたほか、喫煙をしていたことも認めた。さらに、マナーの悪い来園者がパンダ舎の柵越しに棒でパンダを小突くなど、管理上に大きな問題があったことも認めている。

 同動物園では、偉偉を中国ジャイアントパンダ保護研究センターに搬送することを検討しており、園内の内部管理やパンダ舎新館の建設などを早急に進めて行くとしている。

 中国ジャイアントパンダ保護研究センターは現在、武漢動物園側と調査中だとしており、新たな進展などはまだ発表されていない。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

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