依然としてペットブームが続いているが、実は日本のペット飼育率は右肩下がりで、この先は寿命を迎えるペットの数が着実に増えていくのだという。しかし、死んだペットを見送るための「ペット葬儀業界」はトラブル続出のブラックボックス状態。その問題点は一体どこにあるのか?大森ペット霊堂の齋藤鷹一氏に話を聞いた。(清談社 中村未来)

● 移動火葬車でのトラブル続出 「払えなければ生焼けで返す」

 「ペット飼育率の最盛期は2008年頃、約10年前です。その年を境に、ペット飼育率の数字は年々下がっています。あくまで犬猫の登録数での話なので、登録していない犬猫も多くいますし、小動物や爬虫類も多い。すべてを含めた実際の数は未知数ですが、いずれにせよ、これから寿命を迎えるペットの数が増えるというのは必然でしょう」(齋藤氏)

 つまり、今後はペット葬儀業者の需要が今度どんどん増えていくということだ。しかし齋藤氏は、一部のペット葬儀業者が行うずさんなサービスをなんとかしなければいけないと嘆く。というのもペット葬儀は、30年以内に始まった比較的新しいビジネスのため、モラルが欠落した業者も少なくないそうで、その中でもトラブルが後を絶たないのが「移動火葬車」を使ったものだという。

 「移動火葬車とは、炉を載せた車が、飼い主の家まで来てその場で火葬してくれるというものです。家だけではなく、よく散歩した公園や思い出の地に来てもらうこともでき、かつ安価でお見送りができるため、ニーズが大きいのは確か。もちろんペット霊園でもずさんなところが多くありますが、ペット葬儀トラブルの7割ほどはこの移動式火葬車によるものです」(同)

 過去には、数十万円という法外な火葬代を請求し、「支払えなければ生焼けで返す」と脅すようなトラブルも発生。また、火葬による異臭騒動が発生したという事例もある。なぜ移動火葬車に悪質な業者が多いのか。その理由は、新規参入しやすいビジネス形態にある。

 「移動火葬車は、簡単に言えばラーメンや石焼き芋の屋台と同じカテゴリです。ペット霊園と違い、車を手にすれば簡単に開業することができます。私の知っている方で真面目に移動火葬車を使い、営業している方もいますが、基本的には動物やペットに愛情がなく、完全な営利目的で営業しているところも多いので、こうしたトラブルが起きてしまうのだと思います」(同)
● 火葬場でこっそりと遺体を取り出し ひつぎの使い回しをする悪徳業者

もちろん、明らかな犯罪行為に対しては警察も動くが、この種のトラブルでは注意喚起だけで、厳しい取り締まりや規制はまだないというのが現状だ。では、移動火葬車を避ければ問題は起きないのかと思えば、そう簡単な話ではない。

 「業界に身を置く人間として非常に残念ではありますが、炉が敷地に固定されているセレモニーホールのようなところであっても、サービスが不完全なところは山ほどあります。例えば動物用のひつぎを、お客さまの見えないところで炉から取り出し、再利用する施設も多くあります。それに加えてスタッフが、動物に対する知識をほとんど持っていないというケースも多いです」(同)

 ビジネスである以上、利益を出さないことには経営は成り立たない。しかし、社会的な意義よりも、営利を重視するペット葬儀業は想像以上に多い。某動物病院に所属するA氏が、匿名を条件にペット葬儀の裏側を明かしてくれた。

 「人間が死ぬと、病院が葬儀会社をあっせんし、そのまま葬儀を頼むという流れがほとんどだと思いますが、実は動物も同じです。動物病院がペット葬儀業者を紹介するのです。その裏では、自分の葬儀場を紹介してもらうため、ペット葬儀業者が動物病院に寄付という名目で多額のお金を渡していたりします」(A氏)

 この習わしは、業界内では周知の事実だという。

 「裏で金を積んであっせんされたペット葬儀業者が、すべて悪質だとは言いません。ただ、動物病院に渡す金があるのなら、利用者に対するサービス向上に投資すべきだと思いますけどね」(同)

 利用者からしてみれば、動物病院から紹介された業者というだけで信用に値すると思ってしまうが、絶対に安心できる業者とは限らないのだ。

● 良い業者を選ぶために 押さえておきたいポイントとは

 とはいえ、近年はこうした習慣に異議を唱えるペット葬儀業者も増えたという。動物病院とペット葬儀業者の癒着について、前出の齋藤氏は言う。

 「確かに、癒着は存在します。そして業界にいれば、どこの業者が動物病院にお金を渡しているかは耳に入ってきます。だからこそ、葬儀業者を利用する人には、できるだけ優良な業者を選んでいただきたいと心から思います。葬儀業者のスタッフは、動物愛好家でなければ本来務まらない仕事なんです」

 悪質な業者に大切なペットを任せることはできない。それを見極めるためには、HP上に書かれている理念をしっかり確認することが重要だ。

 「なぜペット葬儀会社を営んでいるのか、理念を読めば、その業者の本気度が伝わってきます。また、SNSで、日常的にどのようなことをしているかも確認するといいです。スタッフの人柄は、葬儀の質を大きく左右します」(齋藤氏)

 また、電話をしてみたときの反応で、ペットを動物としてみているか、それともモノとして見ているかも判断できる。

 「理念のない業者は、ペットをモノとして見ています。そのため、動物の生態についてそこまで関心のないケースが多いです。犬種や名前、年齢を一切聞かずに、全長、体重だけを聞かれるなど、実務的な面ばかりを気にする業者は、私はあまりおすすめしたくありません。飼い主の悲しみに寄り添えるとは思わないからです」(同)

 そのほか、保護動物の譲渡会や里親探し、動物への社会貢献活動などを行っているかどうかも見ておきたいポイントだという。

 「ペットは法的に見れば、テレビや洗濯機と同様に“モノ”として扱われます。動物愛護法がありますが、私に言わせればあってないようなもの。愛護は人間の解釈でしかありません。しかし、大切な家族に違いありません。業界全体のモラルを上げるのが、私たち当事者の課題でもあります」(同)

 愛するペットが生きている間に、死んだ後のことを考えるのはつらいが、人間よりも先にペットの寿命が来てしまうことは避けられないこと。悔いなくお見送りができるよう、どこのペット葬儀会社を利用するかは、生前に選んでおきたいところだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180702-00173698-diamond-bus_all&p=2

みんなの意見


名無しさん
私の県では、市が運営しているペットの火葬場があります。一体3500円程度で集骨もできる。
一体一体、ちゃんと火葬してくれます。
そういう、県や市が運営しているところだと、
トラブルも少ないし、出費もおさえられます。
ペットの葬儀屋なんて、いらないと思う、要は、ペットが幸せだったかどうかです。

名無しさん
口コミに頼るしかないかなぁ
ネットをやらない高齢者さんには厳しいかもなぁ

名無しさん
容易に入手可能なら移動火葬車が犯罪に使われないかが心配。
ペットの葬儀の問題もあるだろうがそっちの方が深刻。

名無しさん
生焼けで返すという発想自体、思いもよらない発想でした。このような発言する人がこの業界に関わっている事実が残念でなりません。法整備必要ではないかと思います。

ajdgajmd
どのような仕事にもいえるけれど、仕事はキチンとやらないと駄目だ。

名無しさん
六年前に頼んだ移動火葬車式の葬儀社は良かったです。
安価で対応も善良で愛犬も天国に行けました。
悪徳な話は心が痛みますね。

真田昌幸
近所でもともとフィリピンパブだったところが、ペットの室内霊園になりました。移動火葬もやってるようですが、どんな人達がやってるのか、想像できてしまう感じ。

名無しさん
移動火葬車でも真面目に仕事してる人はいる。こういうのは口コミで差がでる仕事だと思う

名無しさん
移動火葬車って初めて知りました。
自宅もそうですが、思い出の場所どこでもって、
その周りの家の人は大丈夫なんでしょうか?
においとかしないの?
車がなかったり近くに霊園がない方には便利かもしれないけど、
色々と疑問だらけ。

siro319
何件か電話して、1番対応の良かった所にしました。人用の霊園もあるので大丈夫かと。ちゃんと最後のお別れ焼香御経もあげてくれました。2匹同じ所でやりました

名無しさん
去年のお盆に広島に旅行に行った、厳島神社に行った時の事ですが園内にいる鹿に、両手をポケット入れた20代位の若いお兄ちゃんが蹴飛ばしてました。
ペットじゃないですがこういう奴はクズだと思う。

名無しさん
ペットがらみの産業ってあんまりいいこと聞かないなぁ。もう個々で徹底的に下調べしよう。口コミは重要と見た。

名無しさん
移動火葬車とは初めて聞いた。でも公園や住宅街でやったらトラブル出るでしょう。
ちゃんとしたペット葬業者さんにお願いしたい。

名無しさん
ペット葬儀のこう言った問題は把握していたけど去年、実家に住み着いていた地域猫が亡くなったので世話をしていた母親が近所のお寺が経営してるペット霊園で火葬しました。そして今年2月に私も飼い猫を病気で亡くしてしまい、掛かりつけの動物病院に亡くなったことを連絡したらこのペット霊園を紹介され、去年母親も利用していたし私も昔からこの霊園は知っていたので利用しました。人間の火葬場のような感じで待合室も綺麗で、人間の時と同じようにお骨を拾い骨壺に入れ、共同墓地もありましたが一緒に帰って来ました。
業者によっては安心できるところもありますが私の住んでる場所は少し田舎です。これが都会となると車が無ければ亡くなったペットを運ぶのは難しい。箱に入れて電車やタクシー利用しても途中絶対泣いてしまうと思う。都会では移動火葬車に頼らざる得ないのかな…。

信者
確かペット雑誌に移動式火葬車はやめた方がいいと書いてあったな。こういうことか。

名無しさん
隣家の犬が亡くなった時、移動火葬車がうちの玄関の真ん前に路駐して焼いてて、申し訳ないがかなり嫌な思いをした。ちょっと場所変えるとかしてくれても良かったのに。

名無しさん
郊外で庭が広かったら埋めちゃうかな。

名無しさん
うちの子はわんわん動物園で葬式してもらった。大変満足でしたよ。

名無しさん
今年の4月10日に17歳7ヵ月で愛犬が亡くなり翌日民間のペット葬儀社に遺体を引き取りに来てもらいました。タウンページで見つけた業者ですが、7kg程の体重で3万円ほどで、お別れの前に玄関先で線香もあげさせてくださり、犬の知識をしっかり持ってらっしゃる方でした。遺体引き取りから納骨までの事もタブレットを使ってとても分かりやすく説明してくださって安心して愛犬を天国へ行かせてあげる事ができました。ネットで探すとたくさん出てきますが、当たり外れがを見極めるのは難しいと思います。

har
土地、スペースがあるなら、自宅敷地内埋蔵に尽きる…。

名無しさん
自分がお願いしている葬儀屋さんのスタッフは動物の知識は豊富だし、とっても丁寧に遺体を扱ってくれる。
火葬後はお骨を部分ごとに綺麗に並べてくれて説明もしてくれる。
それも小さな足の先のお骨まで並べてくれる。
自分は猫を多頭飼いしていて老衰で既に8匹の猫の火葬の面倒を見て貰ったが、全て丁寧に扱ってもらった。
やっぱりスタッフに愛情がないと出来ない仕事だと思う。

名無しさん
そんな業者がいるなら名前を公表して広く知らしめて欲しい
よもや裏付けのない取材ではあるまいね?

名無しさん
それなら、信用できる優良の葬儀社を一覧で出してほしい。

名無しさん
コメント欄ではいい業者さんに出会った人ばかりですね。ハズレ業者がごくまれであって欲しい

名無しさん
うちにも犬がいるので行く行くは考えなければならない。まだ若いので今から考えるなんて縁起でもないと思って何も考えてないと、いざその時が来た時に、吟味する暇もなく、悪徳業者に引っかかってしまう怖れもあるから、ちゃんと調べておいた方が良いと思った。

名無しさん
うちの子もまだまだ元気ですが、いつかは必ず訪れる問題です。でもまだ『その時』のことを考えられずにいます。でも、いざ亡くなってからでは遅いとも思うし。最期はちゃんと時間をかけて、ゆっくりお別れしたいなと思っています。元気なうちからちゃんと調べておかないとだめですよね。

名無しさん
移動火葬車、どう考えても許可できるものと思えない。行政は環境、衛生、安全の観点から検討してほしい。

名無しさん
新しいしのぎやろなぁ

名無しさん
犬も30キロ近くなるとかなり高額で、数件電話を掛けて一番安かったところにお願いしました。
施設はかなり古かったもののとても丁寧な対応で、最後のお別れの時は席を外してくださり、家族だけでお別れをすることができました。
お骨上げの時も、一つ一つきちんと説明してくださいました。
遠方からということで、端数はいりませんとも。
6年後、猫をお願いしたときも同じような対応で、あと5頭猫がいますが、この子たちもそのときはお願いしようと思っています。

名無しさん
ペットがいなくなって警察に届けに行くと
遺失物扱いで
遺失物届け出すからね。
初めて知ったときは衝撃的だったなぁ。