「職員にこういう情報の出し方をできる人がいる、これだけで分かる」──広島県東広島市のとある取り組みに対し、ネット上で称賛の声が上がっている。西日本を中心とした豪雨被害で交通網が寸断され、国土交通省や被害を受けた各市町村が道路通行止め情報を画像やPDFファイルで公開する中、東広島市は7月9日、Googleマップの「マイマップ」機能を活用した道路通行止め情報を公開した。
東広島市は今回の豪雨被害を受け、市のWebサイトで道路の通行止め情報をPDFファイルで公開。さらに「東広島市道路情報(グーグルマップ版)」というリンクを設置した。これを開くとWebブラウザやアプリでGoogleマップが開き、通行止め、片側通行といった情報が地図に重ねて表示される。

 これはGoogleマップ上でオリジナルの地図が作れる「マイマップ」機能を使ったもの。地図上の好きな場所に任意のアイコンや説明文などを示せる他、経路を作ったり、作った地図の情報が含まれるCSVファイルをURLで簡単に共有できたりするのが特徴だ。

 Googleアカウントを持っていれば誰でも作ることができ、見るだけならアカウントは必要ない。

道路通行止め情報の公開にGoogleマップを活用するメリットとして、「ユーザーの持つデバイスの画面解像度に自動で合わせて表示できる」「拡大縮小がしやすい」「現在地表示やナビ機能と連携できる」「管理者が情報を更新しやすい」などが挙げられる。

 画像ではなく、文字情報が付加された情報を共有することで「目が見えない人が(デバイス側の)読み上げ機能を使える」と評価する人もいる。

 これを見たユーザーは、「直感的、分かりやすい。素晴らしい」「他の自治体でもぜひ取り入れてほしい」「道路情報に限らずいろんな活用法がありそう」「職員ブラボー」とコメントしている。

 他の自治体にもこのやり方を共有したいという思いから、Googleマップで道路情報の作り方を解説するブログ記事を公開したユーザーも現れた。

 この出来事をTwitterで紹介したNyohoさんは、「こういった外部サービスの活用を避ける傾向にある行政が多い」と指摘する。東広島市はなぜ柔軟な対応ができたのか。

 東広島市役所の酒井さん(政策企画部情報政策課)はITmedia NEWSの取材に対し、きっかけを次のように説明する。

 「当初、PDFファイルで情報を公開していましたが、実際の通行止め地点が明確に分からず、『どこを通れるのか分からない』という問い合わせを多くいただきました。少しでも市民の方々に『使える』と思ってもらえるような情報を提供する手段を考えたとき、簡単に地図の作成や公開ができて、ユーザーにもなじみのあるGoogleマップを使うことにしました」(酒井さん)

 Googleマップ版を含む道路通行止め情報は、主要道路が復旧するまで更新する予定。道路通行止め情報の元データを作成しているのは、同市の防災準備班職員(建設部・都市部 主に建設管理課)で、データの加工やGoogleマップへの反映は広報班職員(情報政策課)が担った。

 同市は、普段から市役所の各部署が持つさまざまな地図データを相互利用できる庁内統合型の地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を使っている。そうしたノウハウを蓄積していたことも、今回の柔軟な対応につながった。担当班が主体となって何ができるかを協議し、道路情報の公開に至ったという。

 これまで同市がGoogleマップを活用したのは、Webサイト上で位置情報を示すような利用のみ。今回のようなコンテンツの主たる手段としての利用は初めてだ。行政がこういった外部サービスを利用することについて、酒井さんは「制限するべきでない」と話す。

 「利用者が最も求めている形態が外部サービス利用により実現できるならば、利用を制限すべきではないと考えます。ただし、取り扱う情報の種類によってはセキュリティなどについて検討は必要です」(酒井さん)

 今回のような災害で、現地調査や国道、県道の通行止め情報をもとに道路情報をオンラインに随時反映する作業は時間がかかるという。東広島市の取り組みは、情報公開手段の好例となりそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00000060-zdn_n-sci

みんなの意見


名無しさん
災害が起きるとすぐに「行政」って言う人がいるけど、地方ではその行政の人も被災している可能性が高いですよね。
そんな環境でも、知恵を絞って出来ることから順に成し遂げていく姿に感銘を受けました。

名無しさん
みんなの役に立つ、閃きと実行力を持つ人って素晴らしいと思う。

名無しさん
>Googleアカウントを持っていれば誰でも作ることができ
もの凄くいい取り組みだとは思いますが、嘘の情報を書き込まれた場合、輩の摘発&重い処罰もしっかりとお願いしますね。

名無しさん
ドローンを飛ばして精度を上げることもできるね。

名無しさん
行政の通行止め情報見たけど正しく表示されなかった。
みんな問題なかった?
(京都)

名無しさん
この対応は確かに素晴らしいけど、国の対応が色々と時代遅れ過ぎていることが悲しい。
縦割り行政の弊害は放置してるし、各省庁のhpも利用しにくく欲しい情報の場所も分かり辛過ぎてたどり着けないことが多い。
各省庁のhpのトップページにhpが使いやすいかどうかについて「いいね」「そう思わない」ボタンを設置して毎月集計して推移を公開していったらいいんだよ

名無しさん
正確で見易いPDF作るよりも、シンプルなKML作る方が簡単で便利なこともある。

n?
県境関係なく動く人にも便利なように
こういうのこそ全国で統一したやり方確立すれば良いのになぁ。グーグルダメって言うにしてもいいヤツ作れば良いのにね。無駄な備えじゃないと思う。
普段の道路の情報とか見るのも県ごとに調べてさらにフォーマットも見せ方もバッラバラ。
峠超えたら行政区分変わるからその先わからないとかばかり。冬が開けた時の交通情報とか雨の後とか、すごく大事なのに。
ちょっと飛ぶけど、道路管理全部がお役所でもこれだけ整わないんだから、
バスで乗り継いで旅が難しいのはごく当たり前なんだなぁ。

名無しさん
今とても活用しています。
ありがとうございます。

りっすん
GoogleMapとか、VICS情報に反映してくれるともっとありがたいですね。
行けない道を省いて検索してくれるので既存の一方通行とか考慮して目的地まで案内してくれる。

名無しさん
情報の共有、大事なことですね

名無しさん
これはいいね。
Googleのマイマップは簡単にアップできる。
災害時だけでなく、普段から、道路工事情報などにも活用してほしい。

s
市民としてはありがたいし、誇らしい。
まぁ、災害3日後頃に検索してヒットした市役所の道路状況まとめたページは、ただの外部リンクの一覧表だっけどね。
願わくばこのGoogleマップ活用が、各社・自治体で導入されて、重ねて表示できたら助かるな。
今回、主要国道はこっちで情報みつけて、高速道路はこっちで、県道はこっちで・・・、って情報がばらばらで、結局どこをどう通れば目的地まで行けるのか?を総合的に把握するのに時間がかかったので。

名無しさん
【領土表記でグーグルマップ禁止令 政府“通知”に自治体困惑…】
d.hatena.ne.jp/site_seisaku/20130929/1380437615
もう5年前の話だが、日本政府が全国の自治体や国立大などに「Googleマップは使用するな」と通知していたことがあった。
理由は、「北方四島や竹島等の日本固有の領土が、領有権を主張している外国の地名で表記されているケースがあった」から。
これにしたがって、今でもgoogleマップの使用を控えているところもある(全ての自治体ではない)。
今回は緊急時なのでこういう対応も「全然アリ」だと思う。
ただ、基本的にgoogleは他国の企業だ。
自国製の同じような使い勝手の良いサービスがあれば、今回の件に限らず、更新のしやすい地図の普及は各所にもっと進んでいたのかもしれない。

名無しさん
釣り場のポイントや駐車場など、覚え書きによく使っております。情報共有には便利です。

メルカトル鮎
他自治体も真似していただければ大変便利。
素晴らしい取り組みだと思います。
ただ、自市でこの記事をフェイスブックにアップしているのは
どうなんですかね。
この取り組み自体は別にあげている訳で。
自画自賛している様で気持ちが悪い。

名無しさん
これで交通渋滞が起きて、物流やボランティアの人手が停まり、復旧が遅れるということ。

名無しさん
欲しいのは 通行止めの場所ではなく 目的地に行くには どこが通れるのか。
あとは 職員の質の低下が問題点

名無しさん
トヨタがやってたやつは?
いざという時に使えないっていうやつ?

名無しさん
頭の柔らかさ 素晴らしい

FU&CK
この記者みたいに、異常にネットを賛美するのってなんか気持ち悪い!

名無しさん
こういうときにpdfで出される情報はホント使い物にならない。内閣府非常災害対策本部の被害状況のまとめがpdfで公開されているが行政の自己満足でしかない。

kan
防災に莫大な税金を使用して、事前にgoogleマップ等を活用できない無能な行政。。。
いい加減、真面目に仕事してくれ。。。

名無しさん
独自に作るよりこっちの方が簡単なのに今までやってなかったってどんだけ税金泥棒なの

名無しさん
>これはGoogleマップ上でオリジナルの地図が作れる「マイマップ」機能を使ったもの。
 
極端に称賛してるやつは、これがどういう意味か分かってるんだろうか?
誰でもデマ情報も流せるって事だぞ?
この記事もそういう一言を添えないから、デマが拡散して危険な状態が起こる。
道路だから余計に危ない事だぞ。