中国の習近平国家主席の肖像画に突然、墨汁のようなものをかける若い女性。

習主席の独裁的な政治に反対する女性が、SNSに投稿したもの。

中国では今、このように習主席への反発が起きているという。

北部のリゾート地・北戴河で、毎年夏に開かれる最高指導部や長老らによる非公式会議「北戴河会議」。

つい先日終了したこの会議では、中国国内の反発を反映してか、緊張したやり取りがあったと伝えられている。

「一強」体制を確立したともいわれている習主席を脅かしかねない事態。

批判のわけは何なのか、フォーカスする。

海水浴や砂遊びを楽しむ家族連れ。
中国・河北省の避暑地・北戴河で、毎年見られるにぎやかな光景だが、あちこちで鋭い目を光らせる警察官ら。

この光景も、毎年この時期に見られるもの。

その理由は「北戴河会議」。

習近平国家主席ら中国共産党の最高指導部や長老らが集まって、重要政策や人事について話し合う非公式の会議。

内容について、発表されることはない。

かつては夏に、毛沢東もこの地を訪れ、重要な方針を決めていたという。

その毛沢東にも肩を並べたといわれる習主席。

山東大学元教授「何をするんだ! わたしの家に入るのは違法だ! わたしには言論の自由があるんだ!」

習政権に批判的な大学の元教授は、アメリカの海外向け放送「ボイス・オブ・アメリカ」の番組に電話で出演した際、生中継にもかかわらず、公安当局者に自宅に踏み込まれ、連行された。

また、習主席にそっくりだといわれる「くまのプーさん」の実写版映画の上映が認められないなど、なりふり構わぬ言論弾圧が続いている。

国民の中では、行き過ぎた「個人崇拝」に反発の動きが広がりつつある。

「習近平の専制、暴政に反対する!」

この動画がインターネット上に拡散すると、SNSで習主席の顔に墨を塗る投稿が相次いだ。

強権的な習政権に対しては、共産党内でも批判的な声があるといわれている。

中国にとって今、最大の問題がアメリカとの「貿易戦争」。

習政権の「強国」路線が、アメリカを刺激したとの見方もあり、対米外交の方向性をめぐって、指導部の責任を問う声があるとの指摘がある。

習政権にとって、今後も米中関係が最大の課題となるとみられる。

失敗して経済が失速すれば、党内や国民からの不満がさらに噴出するおそれもある。

米中関係は、習近平指導部のアキレス腱(けん)となっているが、こうした中、両国が貿易問題の事務レベル協議を、来週22日に開催する見通しだとアメリカメディアが伝えた。

対立に歯止めがかけられるのか、習近平指導部にとっても重要な協議になるとみられる。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180817-00398868-fnn-int