8/20(月) 14:50配信 BBC News
アレックス・テリエン BBCニュース健康担当記者

低炭水化物の食事は、寿命を最大4年縮める可能性があると示唆する研究が16日、発表された。

アトキンス・ダイエット(医学博士ロバート・アトキンス氏が提唱した食事法)を初めとする低炭水化物の食事は、体重を減らす方法として急速に有名となり、いくつかの病気のリスクを下げるのに有望ともされてきた。

しかし、25年分のデータを用いた米研究は、炭水化物を適度に摂取する、もしくは肉から植物性タンパク質や植物性脂肪に切り替えるほうが、より健康的だと示している。

研究は、調査対象者がどれぐらいの量の炭水化物を摂取したかの記憶を元に行われた。

「広く有名になった健康法」公衆衛生の専門誌「ランセット・パブリック・ヘルス」に16日付で掲載された研究は、米国に住む1万5400人に、消費した食べ物と飲み物を、サイズも合わせて尋ねた質問票の回答を分析した。

質問票から、研究者は被験者の摂取カロリーにおける炭水化物、脂肪、タンパク質の割合を推計した。

被験者が提供したデータ25年分の平均から、摂取エネルギーのうち50%から55%を炭水化物から得ている人は、低炭水化物や高炭水化物の食事をとったグループよりも、脂肪リスクがわずかながら低いことを発見した。エネルギーの50%から55%を炭水化物から摂取するのは、英国が定める食事ガイドラインにも適合している。

炭水化物は野菜、果物や砂糖にも含まれるが、主な炭水化物の摂取源はジャガイモ、パン、米、パスタ、シリアルといったでんぷん質の食品だ。

炭水化物を中程度にとっているグループの50歳の人は、平均であと33年生き続けるのが期待できると、研究者は推計した。

他にも、炭水化物を中程度摂取したグループについては、以下のような調査結果が示された――。

・中程度グループは、摂取エネルギーのうち炭水化物が30%かそれ以下という、超低炭水化物グループよりも、平均寿命が4年長い
・摂取エネルギーのうち炭水化物が30%から40%という低炭水化物グループより、中程度グループは平均寿命が2.3年長い
・摂取エネルギーのうち炭水化物が65%かそれ以上という高炭水化物グループより、中程度グループは平均寿命が1.1年長い

今回の調査結果は、20カ国以上の40万人以上を調査した同様の先行研究の結果とも類似しており、執筆者は論文内でこの先行研究も比較対象とした。

科学者らは次に、動物性タンパク質や脂質を多く含む低炭水化物食と、植物性タンパク質と脂質が多い低炭水化物食を比較した。

比較の結果、炭水化物の代わりに牛肉や羊肉、豚肉、鶏肉、チーズを多く食べることが、死亡リスクのわずかな上昇に関係していると明らかになった。

一方、炭水化物の野菜やナッツ類といった植物性タンパク質や植物性脂質への置き換えは、実は脂肪リスクを少し減らすことも分かった。

米ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院で循環器内科の臨床および研究フェローを務めるサラ・サイデルマン博士が、この研究を主導した。サイデルマン博士は、「タンパク質あるいは脂肪を炭水化物と置き換える低炭水化物食は、健康で体重を減らす戦略として広い知名度を得ている」と述べた。

「しかし、北米や欧州で普及している動物性の低炭水化物食は、全体的な寿命の短縮に関連している可能性があり、推奨されるべきでないと、我々のデータは示している」

「低炭水化物食の実践を選びたい人は、その代わりに、植物性脂質や植物性タンパク質を低炭水化物と置き換えれば、健康に歳を取ることに長期的に実際役立つかもしれない」

「栄養素への注目だけでは不十分」炭水化物を厳しく制限する西洋型の低炭水化物食はしばしば、野菜や果物、穀物の摂取を減らす結果になり、代わりに体の炎症や老化と関係する動物性タンパク質や脂質の大量消費を引き起こすと、論文の執筆者は推測する。

今回の研究には参加しなかった、英ケンブリッジ大学の医学研究局(MRC)疫学部門に所属するニタ・フォロウヒ教授は、「この研究からもたらされる本当に重要なメッセージは、栄養素への注目だけでは不十分で、動物と植物、どちら由来の栄養素なのかが大切だということ」と述べた。

「食べ物から炭水化物の摂取を減らす場合、それが植物性脂質や植物性タンパク質の食物源と置き換えられるなら利益があるが、肉など動物性食物源と置き換えられる場合はそうならない」

ただ、この調査には限界もある。

調査結果は因果関係というより観察による関係性を示しており、被験者が食べたものは自己申告のデータに基づいており、正確でない可能性もある。

また、被験者の食事は調査開始時とそれから6年後に計測されただけで、食習慣はその後の19年間で変わった可能性があると、著者も認めている。

キングス・コレッジ・ロンドンのトム・サンダース栄養学および食品学名誉教授は、調査に使われた食事に関する質問票の使用が、被験者に自分が摂取したカロリーや脂質の過小評価を促しているとも指摘する。

「より高い死亡リスクを示しているかもしれない体重過多や肥満の人たちは、肉が多くて炭水化物が少ない、あるいは脂肪が少なくて炭水化物が多い、という2つの一般的な食生活に陥っているかもしれない、というのが、この研究や他の米研究での発見についてのあり得る説明の一つだ」とサンダース名誉教授は付け加えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-45219556-bbc-int

みんなの意見


名無しさん
寿命が伸びたってオシメや寝たきりじゃなぁ。健康で最後はポックリが一番

名無しさん
「脂肪リスク」→「死亡リスク』じゃないのでしょうか?タイポ多すぎると、記事の信ぴょう性に関わると思うのですが。

名無しさん
何だってバランスが大事、摂り過ぎも駄目なら避けすぎも駄目でしょ

名無しさん
なんでも極端なものはダメ!
炭水化物、脂質、タンパク質をバランス良く摂取するのがいいんじゃないですか?

名無しさん
バランス良く食べるのって結構難しい。
お金も掛かる。

名無しさん
また何年かしたら違うこと言ってるよ。

名無しさん
まあ糖質制限はリバウンドするんだよな。
一生炭水化物をとらないならリバウンドもないのだろうがそんな人極一部だろうし、やっぱりバランスよく食べ過ぎないがよいと思う。

名無しさん
食事の50%が炭水化物って、けっこう炭水化物の割合が少ない方だと思ってしまう…朝食パンだけとかザラにあるし。おにぎりだけとか。

ちょっと一言
バランスの悪い食事が、体に良い訳がなく、寿命にも影響するだろう。
そもそも、低炭水化物ダイエットって、眉唾だ。科学的にあり得なさそう。

名無しさん
ローカボもやり過ぎはダメなんだね。

名無しさん
ちゃんとしたデータなくて、まだよく分からないんでしょ
これだって聞き取りベースだし

名無しさん
いつも思うのですが、炭水化物でなく食物繊維摂取量にスポットを当てて欲しい。

名無しさん
さらに長寿命化をされたら誰が高齢者を支えるんだ?
医学の進歩もほどほどにしとかないととんでもない世の中になるよ。
縮まるくらいがちょうど良い。

名無しさん
バランスでしょ?
極端なんですよね〜〜

名無しさん
炭水化物抜きもアンチ派もどちらも根拠が薄い不確実な理論です。ただ、体重が落ちるのは真実だし。身体に不安を感じるのも事実。早く解明出来ないのかね?

kougin
無駄に伸びてしまった寿命を考えれば
少し縮まるぐらいが丁度いいという皮肉な状況でしょうね。

名無しさん
本当だったらライ○ップ相手に大規模訴訟かな?

名無しさん
この記事、数字で人をだます典型的な文章の書き方をしてますね。
炭水化物の摂取割合だけで比較してあるけど、炭水化物摂取量(カロリー摂取量でもいい)に関しては何も記述がない。
炭水化物の摂取量が同じで動物性たんぱく質の摂取量が多くても、炭水化物の摂取比率は少ないと記述できる。
ただ、その場合は動物性たんぱく質が多いのではなく、総摂取カロリーが多いので死亡率が高いとも考えらる。
総摂取カロリーもしくは炭水化物摂取量も比較しないと意味のないデータです。
炭水化物の摂取量を増やしたい団体が、ミスリードさせるために書かせた論文(発表?)としか思えない。

名無しさん
もーどうでもいいです。私はチョコレートが好きです。

名無しさん
脂肪リスク。
全く信憑性がわかないダメ間違い。

名無しさん
論文なんてどうせ関連会社が裏で金積んで自社製品に有利な結果書かせてるんだろ?

名無しさん
限られた被験者、25年という秒なスパンで人体の何がしかを語る浅はかさ。まあ、健康診断の数値もそんなところだけどね。

名無しさん
炭水化物が人類を滅ぼす
試した処、帯状疱疹を発症
こりごりです
普通の食生活が大事
不変の法則は簡単
腹八分目
睡眠、栄養、休養
そして、楽しい事をする
寝る前に、楽しい場面を想像しましょう
それが叶っているのを体験します

国士無双
人生は長く太く最後はポックリと逝くのが理想。

名無しさん
痩せるための極端な低炭水化物食は、体には良くない、という。でも、体に悪くてもいいから痩せる方をとる、という人も多分いる。
個々の体質や考え方が違うから、食事内容も量も人によって変わるし、体調にも左右される。
健康常識もやたらと変わるので、結局、一律に当てはめられる健康法なんてないということでしょうか。

street_cat
私は超肥満で、プチ断食中だけど、
無責任な研究結果内容。ぜんぜん当てにならんわ!

名無しさん
コメの年間消費量が50年前と比べて半減しているのに、肥満率が倍増しているのは何故か?

名無しさん
ひとに依る。

名無しさん
炭水化物は寿命を縮めるという研究もあれば、炭水化物を取らなければ寿命が縮まるという研究もある。
極端な食生活をしなければ、それなりに生きていけるんだから、気にしなくてよくないか?

名無しさん
提唱してた人、突然死んだしね。