骨と皮 21歳女性の衝撃
頬はこけ、まさに骨と皮状態。これは21歳の女性の写真だ。

身長167センチ、体重わずか25キロ。
この状態でもなお食事制限を続けようとしていたといい、中国メディアは「自殺式ダイエット」と報じた。

「生きているのが奇跡」3年間の“過激ダイエット”
3年前の18歳当時、体重55キロの女性は自分が太っていると思い込み、友人と比較されるのが嫌だった。
「太る」という言葉に過敏になっていた時、学校の指導員から「最近太ったね」と言われ、思い悩んでいた。

女性はあらゆるダイエット効果のある健康食品を購入し、食事制限を始めた。やがて1日3食が1食となり、体重が減ると更に食べたくなくなった。
米粒単位の摂取カロリーまで計算しようとし、食後は縄跳びでカロリー消費、更には食べ物を吐き出すことで喜びを得るようになっていた。

3年後、女性の体重は30キロ減の25キロになったが、体はマッチ棒のように痩せ、歩くこともままならないほど衰弱し、腕には赤い発疹が多数出て、背中はうっ血だらけ、足首は腫れ裂けたような状態だったという。

女性は5月17日に入院し、神経性無食欲症、いわゆる拒食症のほか、重度の栄養失調などと診断された。
当時、女性の1日の摂取カロリーはわずか450キロカロリーだったという。

これは成人女性の基礎代謝の3割程度にあたり、医師は「生きていること自体が奇跡」と目を丸くした。

「それでも痩せ足りない」…栄養不足で2度の脳出血
こんな状態にも関わらず、女性はまだ痩せ足りないと考えており、食事を拒否し、毎日摂取カロリーを計算していた。
入院10日目、女性は衰弱のため転倒してしまい、左脳から出血していることが判明した。

医師は女性が持ちこたえられるか不安を抱きながらも手術を成功させ、一安心したのも束の間、今度は右脳から出血し、血腫となっていることが判明した。
女性が重度の栄養不足だったため、脳の組織が退化し、弾力性が60歳並しかなく、通常なら術後自然に回復するはずが、脳が右側に移動してしまったことが原因だった。

医師は、女性の状態から、再び全身麻酔の大手術を行えば生存可能性はゼロ、と判断。頭に小さな穴を開け、血の塊を吸い出すという方式で再手術を行った。
頭の血腫を全て取ることは出来ないものの、負担軽減のため時間を大幅に短縮し、女性の命を救うことが出来た。
医師によると、重度の拒食症の場合、脳出血に至ることがあるという。

昏睡40日後の“奇跡”
手術後、女性は毎日の輸血など医師らの手厚い看護を受け続けたものの、こん睡状態のまま意識が戻らずにいたが、およそ40日後になって突然目を覚ました。すると女性は人が変わったように食べるようになった。なんと女性は、3年間の食事制限の記憶を完全に失っていた。
医師は脳の外傷が記憶障害を引き起こしたものと推測している。

女性は7月初めに退院し、その後、胃の出血で治療を受けたものの、現在は医師の想像を超えるほど回復し、「体重を60キロまで増やしたい!」とまで話しているという。

女性の治療にあたった医師は、科学的でないダイエットによって拒食症に陥る恐れがあるとして警鐘を鳴らしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180824-00010012-fnnprimev-cn