【ニューヨーク時事】北朝鮮の李容浩外相は29日、国連総会で一般討論演説を行い、北朝鮮が核実験停止などの「重要な善意の措置」を取っているにもかかわらず、「いかなる米国の相応の措置も見ることができない」と不満を表明した。

また、「制裁の継続は(米朝間の)不信感を深めるだけだ」と述べ、圧力維持を訴える米国に、方針を転換し信頼醸成に取り組むよう求めた。

 李氏は「米国への信頼がなければわが国の安全保障への自信を持てず、このような状況下では一方的に最初に核武装解除することはあり得ない」と主張。非核化は「われわれの米国への十分な信頼感がある時のみ可能だ」と述べた。

 また、米国が朝鮮戦争の終戦宣言に「反対している」と反発。ただ、2回目の米朝首脳会談が調整される中で、非核化への意思は「揺るぎない」とも強調した。

 北朝鮮は、金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領が署名した平壌共同宣言で、北西部・東倉里のミサイルエンジン試験場と発射台を関係国の専門家立ち会いの下で廃棄することに同意。米国の「相応の措置」を条件に寧辺の核施設廃棄の用意があると表明している。

 李氏は26日にポンペオ米国務長官と会談。ポンペオ氏は正恩氏からの訪朝招請を受け入れた。ポンペオ氏は来月、再訪朝して米朝首脳会談の最終調整を行う。 

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