1700人以上が犠牲になったインドネシア中部スラウェシ島の大地震・津波で、仮設テントで避難生活を送る若い夫婦に地震の6日後、女の子が生まれた。津波が迫るなか、身重の体で走って逃れた末に生まれた長女に、家族がつけた名は「地震の子」。自宅が半壊し、生活再建の見通しは立たないが、「しっかり育てたい」と誓っている。


最も被害が大きかったパルの中心部にある仮設のテント村。ここで暮らす夫のラフマンさん(17)と妻のイレンさん(16)に4日、赤ちゃんが生まれた。インドネシア語で地震の「ゲンパ」と母親の「イレン」の音を組み合わせ、ゲンピタマウレンちゃんと名付けたという。

 祖母になったレニーさん(44)は「大きくなったとき、大地震が起きてとても厳しい中でお母さんが産んでくれたということを知ってほしい」と名前に込めた思いを語った。

 臨月だったイレンさんは9月28日夕に地震が起きた時、海岸から100メートルほど離れた自宅で入浴中だった。慌ててバスタオルで身を覆い、裸足のまま近所の人と駆けだした。転びそうになると、大きなおなかを必死に腕で守りながら、約2キロ走って避難した。

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