【AFP=時事】英覆面ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)は先週、自作品の一つをオークションでの落札直後にシュレッダーで細断したことで、作品の価値をかえって高めたもようだ。専門家からは、作品が元の価値の2倍になった可能性があるとする見解も出ている。


バンクシーの絵画「少女と風船(Girl with Balloon)」は、競売大手サザビーズ(Sotheby’s)のオークションで、過去のバンクシー作品の最高額に並ぶ104万2000ポンド(約1億5500万円)で落札された直後、額縁の中に仕掛けられたシュレッダーで細断された。バンクシーがどのようにシュレッダーを作動させたのかは分かっていない。

 騒動の後、バンクシーは細断時の様子を撮影した動画をインスタグラム(Instagram)に投稿し、「破壊の衝動は創造の衝動でもある」というパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の言葉を添えた。バンクシーはまた、自作が競売に掛けられた場合に備え、事前にシュレッダーを仕込んでいたと説明している。

 仏美術専門誌アルトンシオン(Artension)のミカエル・フォージュール(Mikael Faujour)氏は、「バンクシーは自作を破壊することで買い手の資産家たちに損をさせるつもりだったかもしれないが、それは見込み違いだ」と指摘。「この破壊行為の後に残ったものには、新たな評価と、さらなる金銭的価値がつく」と述べた。

 美術品市場調査会社アートプライス(Artprice)のティエリ・エルマン(Thierry Ehrmann)最高経営責任者(CEO)も、今回の破壊行為により作品の価値が高まったとみる。同CEOは、細断後の「少女と風船」には「200万ユーロ(約2億6000万円)以上」の価値があるかもしれないとの見方を示した。

 仏パリの競売会社アールキュリアル(Artcurial)の専門家、アルノー・オリブー(Arnaud Oliveux)氏は、バンクシーは作品全体を破壊しないように配慮していたと指摘。細断が部分的にとどまったために、「ソーシャルメディア上でのバズ(ざわめき)からの勢いを得て、別の何かになる」と同時に、「象徴的なアート作品」としての風格が備わったと述べた。

 サザビーズは11日、細断後の作品が「愛はごみ箱の中に(Love is in the Bin)」に改称され、バンクシーの代理として作品の認証を担う団体「ペスト・コントロール(Pest Control)」の認証を受けたと発表。

 サザビーズによると、買い手はオークションでの落札価格で作品を購入することを決めた。落札者は匿名だが、欧州の収集家の女性で、同社の常連客とされる。

 サザビーズは落札者のコメントとして、「先週に落札が決まり、作品が細断された時、初めはショックを受けたが、美術史のかけらが自分のものになることに、少しずつ気付き始めた」との言葉を紹介している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000003-jij_afp-int

みんなの意見


名無しさん
これだけメディアに取り上げられたし、知名度も上がって作品の価値は間違いなく上がったと思います。
途中でシュレッダーが止まったのは、想定外なのか狙ってやったのか気になりますね。
ハートの風船が残っているのがまた良い味を出してると感じます。

名無しさん
この件は落札者に損させたり、価格を下げたかったのが裏目に出たと語られているけれど、彼ほどの人がこの流れを見越せなかったとは思えない。
「現代アートの価格に対する疑問の提起」と言いつつも、それは価値が下がることに関してではなく、パフォーマンスにより沢山ある「赤い風船と少女」のうちのたった1枚の価値がぐんと上がることに対してなんじゃないかと思ってる。
「分かっててやったでしょ?」って。
個人的にはアーティストというよりパフォーマーという印象。

名無しさん
美術品の値段なんて、本当に主観できめているのか疑問。
周りが価値があると吹聴するから、価値があるように思えるだけで、人気投票に勝った感覚なのではと思う。私とは別世界の話。

yahoooohay
現代アートがよくわからなくて調べたことがありますが、そこで定義されていたのがインパクト。見たものに感動や衝撃などのインパクトを与えるものが現代アートなんだと説明されていて、なるほどと思ったことがあります。
だとしたら、今回の細断は現代アートの定義に適ったものといえる気がします。
バンクシー自身が「破壊の衝動は創造の衝動でもある」と言っているのなら「自作を破壊することで買い手の資産家たちに損をさせるつもりだったかもしれない」なんて下馬評は誤りで、細断されたインパクトそのものがアートで、その瞬間、作品は完成したのでしょう。

名無しさん
面白い趣向だ。自身の作品を落札して欲しくない故に、作品自体を自切する装置を仕掛けをし、落札された瞬間、作品が自切行為する。その様子を目の当たりにする入札希望者、胴元たち、その様子を撮影し、インスタグラムにアップするアーティスト…ここまでの流れが、結果として一つの作品になった訳だ。その様子を体験した落札者は、自切に及ぶ前の作品が欲しかったから、はじめは失望したであろうが、このように捉えれば、作品としての価値は後々上がっていくであろうから、良かったのではなかろうか。アーティストは、口では落札して欲しくない、と言っておきながら、実は狙っていたのだとしたら、あざとさを感じるし、才能があるとも思える。

名無しさん
作品にシュレッダーを仕込み、オークションの現場で作動させるのが作者の意図なら、この行為はオークション会場で最後の一筆を入れたのと同じ、破壊されたのではなく完成されたのだ。そりゃ当然価値は上がる。

(U`・ω・)
買い手に購入を取り消させるなら短冊に切って途中で止まるのではなく、全部細かく裁断してしまわないといけないんだろうなぁ。
本人も破壊までが作品の一部と仰っているようなので、破壊後の形も作品として見せられるようにしたからの結果かなぁ。
きれいに状態維持しててこれはこれでいいと思う。
ただこの状態維持は面倒そうだけど。

名無しさん
すべて、サザビーズと「自称」バンクシーの自作自演だよ。
出品作品は、モノの状態や真贋まできっちりチェックするのが競売会社なのに、額に仕掛けられた通信機器とバッテリー付きのシュレッダーを見逃すはずはないし、だいたい誰がバッテリーを充電していたんだってことにもなる。
芸術を投機の対象にする人に損をさせるのなら、代金支払と作品引き渡しの後シュレッダーにかければ良いのに、わざわさオークション中に、それも意味ありげに途中までしかシュレッダーにかけていない。
現代アートは、小難しいだけで理解不能な理屈と、作品誕生から今までの面白ストーリーが価値を左右する。制作費はせいぜい数千ドルのモノに、注目を集め、おもしろエピソードを演出してやるだけで数百万ドルに化けるのだから、「アート」ってやつを商売にしている連中がどれだけ胡散臭いのか、逆の意味でよく分かる事件だと思う。

名無しさん
より多くの人に愛される美術品であれば,数百年,千年と支持され続け,短い人の一生と比べると普遍性があり,人類の宝にもなります.
一方,美術品や芸術品の評価は主観的なもので,個人的には価値が見いだせない作品も多いです.
けれども,一人でも指示してくれる人がいれば,それには価値があることになると思います.
そのため,人の評価に個人的な評価を並べても全く意味がないのですが,裁断された絵が裁断される前より美しくなったかと言えば,個人的にはNoです.
ただ,今回の作品は多くの人に評価されている上に,この作者によって半分が裁断されたことによって,この作者の作品の中では特別な作品になったように思います.
裁断された絵がより美しくなったと感じる方もいるかもしれませんが,他にないものという点において,価値が跳ね上がったと感じます.

lu8……
ああ細断絵画に高額を払う余裕があったら、
好きな写実絵画の小作品をたくさん購入して、ガラス張りの渡り廊下にきれいに飾って、展覧会会場も作り、その絵を眺めてケーキとお茶して静かに読書もできて、テラスに犬を連れて座れるスペースの画廊カフェを緑の豊かな田舎に作りたい。と、夢見てしまった。
社会的メッセージとして話題をさらう作品が美術館維持運営のために購入され高額になる、投資のために購入される、などで高額になる。そこに出てくる作品にはいろいろ深い発見もあり、一概に自分たちには無関係な世界とは言えない。もしも写実絵画が独裁者的に君臨していたら、それは世の中の風通しが悪く、行き詰まった社会であるのと同じだと思う。個人的には丹念に心込めて描かれた写実絵画が好きだけど。でも、たまに何かを感じさせる抽象もあるのは確かだし。多様性が世の中を潤す。
ああ細断絵画に高額を払う余裕があったら…

名無しさん
えーと、こうゆうことになると見込んでいたと思う。サザビーもグルなんじゃないかな。いいと思うけど。

名無しさん
作者は表向きとは別にきっと全てをお見通しだよ。全部を破壊しなかったのがそれを物語っている気がしてならない。

nanashi
本当に無くするなら、途中のいい所で止めるのでなく最後まで裁断すべきで、話題性を狙った物としか思えず、結果値が上がった。
本当に抹消したかったなら、インクで塗りつぶされるとか、発火させて燃やすとか、シュレッダー装置より簡単にできたのでは?
単に知名度アップの宣伝にしか見えなかった。

名無しさん
作品の作者が故人では無く、破壊行動が作者自身で行われた時点で、芸術的価値はそれも含めて評価される事になるんだろうね。(すでに故人になった作者の作品を第三者が破壊したら非難しか生まれないだろうし)
美術作品というよりも芸術作品と言う扱いになった感じ。
それにしてもオークションの名門が作品の細部を調べずに出品するものなのだろうか?(額縁から外してチェックしたりしないのか疑問だ)
最初から話題作り(若しくは作者の芸術活動の一環)で、作者・主催者・落札者と暗黙の何かがあったように感じずにはいられないけど、どこから見ても単なる額縁にしか見えない精巧な仕様だったのかな?
何か、爆発物とかでも仕込めそうで、ちょっと安全面に置いてどうなのだろうと感じてしまった。

pop_blocker_extra
枠その物の裁断機の仕掛けも含めて価値がつくと思う
出品者は作品=絵のみと考えていたのかも知れないが大きな間違いだ
本当に作者は資産家をあざ笑うつもりだったのか?
仕掛けも含めて芸術とするのかは本人以外に知る由も無いが
これは仕掛けその物を含めたアートだと思えばむしろ価値が高まる
ただの絵に興味が無くとも裁断された絵とそのエピソードだけでも
注目度はとても高い作品だと言えるだろうね

名無しさん
額縁の仕掛けに主催者らプロ集団が気が付いていないはずもない
オークションとして意図せぬ作品の破損は防がれるべきものだからだ
写真を見ても作品の形は崩れておらず芸術としての体裁を保っている
さながらお金を出して著書を購入した人に作家がサインを入れるように
バンクシーは裁断という形で落札者にサービスしたと言えるのでは

名無しさん
勝手に上がる価値。しかもその価値を高騰を煽っているのが、絵の売買に関わる関係者。 ばかばかしい。
 チューリップの球根と同じですね。チューリップの球根一つの価値が、屋敷一件分にまで高騰。しかし、あるときその熱が冷めたら、球根はやっぱり球根でしかなく、一つの価値が30円とかそのあたりの価格に暴落。(むかしオランダで起きた話ですが)
 価値などというものは、あってないような物。ベネズエラやジンバブエのようにハイパーインフレーションに見舞われている国の資産が、こういった絵に投資する価値は大いにありますが、絵画が金持ちの道楽と化し、資産保全や投資対象になっていて、芸術そのものを理解している人は少ない。
 そんな現状に対する批判と抗議の意味を込めて、バンクシーは、このような行動に出たのだと推察。

名無しさん
バブル期に、日本の保険会社がゴッホの「ひまわり」を史上最高値で落札した舞台裏をまとめた番組を見たが、サザビーズやクリスティーズなど、イギリスのオークションはほぼ詐欺まがいということがわかった。
絵を購入したい投資家・購入者に対して、「強敵がいる。もっと予算を
釣り上げないと競り負ける」と吹聴して、落札価格を釣り上げる行為を行なっている。
そもそも、元の絵の所有者はどこのオークションに出品するかで複数のオークション会社を天秤にかけており、クリスティーズやサザビーズは、いかに自分たちがその絵の価値を釣り上げることに努力するか、元の出品者にプレゼンし確約しているというのも、この番組で初めて知った。
利害の衝突があるオークション会社が、あたかも中立性を装って投資家や購入者に言いより価格を釣り上げるのが彼らの手法。

通りすがりの第三者
意図的に額にシュレッダーが仕込まれていた事を考えると、現状のシュレッダーにかけられた状態が完成形であり、作者の意図したものなのだと思う。これで価値が下ると慌てる者は、作者の意図と作品の本質を理解せずに金額に振り回されていただけと言えるのではないだろうか。

Bastille
絵が完全にバラバラにせずに、ちょうど良い部分で裁断を終えており、このまま美術館に飾れる作品として残しているのは意としているので、こうやって簡単に価値が上がり、その瞬間を競売場パフォーマンスする事でアートのムーブメントを起こそうとしたのも作者は分かっている。

名無しさん
結局アートって権威者が「これは価値がある!」と言ったもの勝ちってとこあるよね。
今回の破壊行為だって、世間の注目と流れを考えたら「価値がさらに高まった!」と言っておいた方が、なんだか崇高なものに思えるという心理を突いたものでしょう。

tot※※※※※
本当に破壊するつもりなら、絵が分からない位に裁断すべきだよね。
あれじゃ、いいエピソードを提供しただけだと思う。

名無しさん
売り物として作ったもの以外は売りたくないので
競売なんてもってのほか。
というのが本人の信念だったと思うが。
であれば
「破壊の衝動は創造の衝動でもある」という
これまた本人のコメントは
皮肉なのか、価値を与えるものなのか、分からない。
なのに商売する側は勝手に、価値が上がったと煽る。
そういう思考や行動にはとても賛同はできない。

名無しさん
入札開始前か直後のタイミングで断裁した方が良かったと思う。
今回は落札者が理解できたからよかったけど、
落札後にやってしまうと問題になっている可能性がある。
今後、同じようなアイデアをやるなら要注意だね。

名無しさん
自分には理解できないけど、せっかくだから数百年後まで評価が継続するといいね。
その時には美術館で誰でも見ることができるようになっていますように。

名無しさん
良い所で止まってるので飾っても絵になる!
残り半分は購入者が飾った時に
全部切り裂かれるとショックだろうな。

名無しさん
これを単なるギミックと捉えるか、作品が大衆の感情と共に芸術的に変態したと捉えるか、意識のレベルは天と地ほど違いますよね。
後者なら儚さを理解している事になると思うのですが、このような物理ギミックで大衆の感情の変化を作り、そこに生まれる儚さが尊さとなって価値に加わるというのは興味深いです。

名無しさん
美術やアートの価値というのは、物そのもの(緻密さとか美しさとか壮大さとか)だけに由来するわけじゃないってことですか。
情報の伝達が驚異的に早くなった現代では、たとえ歴史的な転換点じゃなくても目新しさやインパクトがその事象の価値そのものとなり、事象の証拠としての”モノ”が、価値をまとっていく。
ごちゃごちゃ書いたけど、所詮は金持ちの遊びで興味のない人にとって無価値な話。
というかアートなんて昔からそうであるのは変わりないか

名無しさん
裁断もアートの一部だとかそれによって更に価値が上がったとか
結果だけ見ればそれまでだけど、オークションでは「現物」を見て
値段が決まるシステムな訳で、予告も無く、落札直後に落札者に
断りも無く作者が勝手に裁断するのは冷静に考えると
大きな問題だと思う。
今後こんな事がまかり通るならオークションの意義が
崩壊するんじゃないの?

名無しさん
破壊されたのでなく、完成されたのだ。
全部シュレッダーされたのでなく半分、
少女の部分だけで、それが持つ風船部分は残り、色々な解釈ができる。
オークションで落札直後にシュレッダーされた、という稀有なストーリーがこの作品に加わった。世界中で話題になった。バンクシーを知らない人も知っただろう。
シュレッダーされる前よりこの作品の価値が上がったのは疑いようもない。

名無しさん
本人が会場にいたという話も聞くし
シュレッダーが動き始めるタイミング
絶妙なところで止まったこと
自分でリモコン?で操作した
細断されて完成する作品なのでしょうね。
でもこの状態での保管維持は大変そうですね。

とんこつ
バンクシーの思いとは裏腹に価格が上がるのは目に見えてるが、これも1つの結論だろうね
次は、裁断されたモノの価値が上がのをバカらしくない?って皮肉ると思うけど

名無しさん
なんだ、ここで裁断を止めたのか。意図的だね。全て裁断されてしまったらただのゴミだったが、この写真が彼の意図する完成版だな。こっちの方が数倍良いと私も思うね。落札した人は大儲けだな。まあ、こうなると話題作りも含めてサザビーズがこの仕掛けを知らなかったとは思えんな。

名無しさん
消費される芸術手法への皮肉でもある。
作品が細断されると同時に、この手法も細断されたのである。
芸術家は振り向かず、また次に向かわなければならない。

パフパフ
完全に裁断されてたら話は違ったと思う。
途中で止まったのは計画的犯行かも。
このままにしておくか、元に戻すのか、どうするんでしょう。

名無しさん
マッシブアタックのファンです。
バンクシーのストリートに突然書き上げるスタイル
は好きです。法的な問題は別として。
ただ今回の絵を見てですが、メッセージ性とは別に
して、絵自体は絶対大したことない。億やうん千万
はいきすぎだ。目を覚まそう。

名無しさん
裁断される前より知名度は高まったし、自動裁断機能が付いている絵画なんて他に無いから、価値が上がるのは当然だと思う。

名無しさん
日本ですらここまでニュースで流れれば
それは価値は上がるだろう。
バンクシーの名前も今までになく有名になったね。
バンクシーダズニューヨークを見た時も
よくこんな仕掛けをやったなあと思ったけれど、
あらゆるアートが試された後の
現代アートの世界に名をのこす方法としては
こういうのが最も新しい方法なんだとみていて面白い。

やっと秋だね
ほら、くだらないでしょう?美術だ芸術ってこんなもの。
金額でなく、自分が素敵と思ったものが素敵な作品、それでいいじゃないか。

名無しさん
これの価値がよくわからない。絵としての良し悪しではないところでみんな判断しているのかな?