【AFP=時事】中東の砂漠地帯に位置するカタールで20日、1日で年間降水量に匹敵する雨が降り、広い範囲で洪水が発生した。

カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ(Al-Jazeera)」の気象学者、ステフ・ゴールター(Steff Gaulter)氏のツイッター(Twitter)投稿によると、首都ドーハの平均年間降水量は77ミリだが、郊外のアブハモル(Abu Hamor)地区では降水量が59.8ミリに達した。

 カタール航空(Qatar Airways)も複数の便で着陸地の変更を余儀なくされた。しかし、カタールは周辺国のサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンと断交状態にあり、これらの国の空域を使用できない。このため、クウェートやイランに迂回(うかい)せざるを得ず、カタール航空は利用客に対し、今後も離着陸の遅れなどの問題が続く可能性があると警告している。

 一方、インターネット上では洪水による被害を笑い飛ばそうとする書き込みも見られる。隣国サウジアラビアは8月末、断交中のカタールとの国境沿いに運河を建設する計画が進行中だと明かし、ペルシャ湾に突き出した半島国のカタールを島と化すことを示唆しているが、あるネットユーザーは「この洪水のおかげで運河建設の必要がなくなった」とサウジを皮肉った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181021-00000012-jij_afp-int