台湾東部の宜蘭県で特急列車「プユマ号」が脱線して200人以上が死傷した事故で、台湾鉄道は22日、運転士から運行中に、ブレーキに連動する装置の「気圧が足りない」という報告を複数回受けていたことを明らかにした。安全装置「自動列車制御システム」が切られていた可能性も指摘されており、これらが重なって脱線事故につながった可能性がある。

 台湾鉄道などによると、報告は事故が起きる前に複数回、運転士から管理部門に寄せられたという。

 乗客は事故前に列車が急に止まったり、走ったりを繰り返したなどと証言している。装置の気圧の低下でブレーキに不具合が生じ、その結果、安全装置が働いて列車が止まる現象が生じた可能性があるという。

 一方で台湾メディアは、事故発生時には車両の安全装置が手動で切られていた可能性を指摘している。事故現場のカーブの制限速度は75キロ。監視カメラの映像などから、脱線した列車は、それよりも高速で走行していたとみられるためだ。ただ、実際に切られていたのかについて、台湾鉄道は「現段階でははっきりしない」と説明している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000073-asahi-int