来年9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピックに向け、警視庁は、海外の捜査当局に外国人スリ犯の情報提供を求め、手口の分析に乗り出す。過去の五輪やW杯でも外国人スリによる被害は起きており、対策が必要だと判断した。刃物などを持った武装スリ団への対処訓練も行う。

 海外のスリ犯は多くの観客が集まる五輪やW杯などの大規模イベントを狙うとされる。警視庁によると、02年の日韓共催のサッカーW杯では、都内で逮捕されたスリ犯41人のうち20人が外国人だった。「日本人はスリに不用心なので簡単に稼げる」と供述した容疑者もいたという。

 警視庁はラグビーW杯や東京五輪に備え、16年のリオデジャネイロ五輪や今年2月の平昌五輪でのスリ被害について、警察庁を通じて、現地の捜査当局から情報を収集。どのような国のスリ犯が来ていたかを調査し、その特徴や最近の手口を分析する。スリ捜査を専門とする捜査3課だけでなく、各警察署の刑事課の捜査員にも、スリ捜査の研修を実施する。

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