東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席するためシンガポールを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が15日午後(現地時間)、韓国の大企業と中小企業が共同で建設中の地下鉄路線トムソンラインの一部、2兆ウォン(約2000億円)規模のビル型車両基地建設現場を訪問した。

ノータイ姿で現場を訪問した文大統領は白い安全帽をかぶって現場を見回った。特に無災害達成中という報告に文大統領は笑顔で拍手を送った。

その後、文大統領は激励の言葉で「私は海外を訪問するたびに建設関係のみなさんのおかげで誇りを感じる。ドバイでは超高層ビルに、インドでは我々が建設した地下鉄にモディ首相と一緒に行った」とし「いま出席しているASEAN関連の行事場所、私が宿泊しているホテルも、我々の企業が建設したと聞いた」と述べた。

続いて「今日、建設現場を訪れながら我々の建設技術はやはり世界最高という誇りを改めて感じる」とし「地下鉄は荷重のため複層車両基地が難しいと聞いたが、みなさんの技術で世界初のビル型車両基地を建設する。本当に誇らしい」と語った。

2024年の竣工目標達成を祈った文大統領は「みなさんの汗と努力が世界建設史に大きな足跡を残す。また、シンガポールと韓国の経済協力の象徴として長く記憶されるだろう」と強調した。

文大統領は「海外建設は我々の経済に大きく寄与する。韓国人特有の勤勉、誠実と技術力、徹底した工期遵守が世界各地で認められ、あちこちで立派な成果を残している」とし「しかし最近は海外建設市場での競争が厳しい。中東建設市場が冷え込む中で低価格受注と技術競争が激しくなっている」と話した。

文大統領は海外建設戦略と対応策として市場の多角化と企業の海外同伴進出、海外建設の高付加価値化を提示した。

新南方政策の核心経済協力分野としてインフラを強調した文大統領は「建設関係者のみなさんが率先することを望む。政府も外交的な努力を通じて積極的に支援する」とし「来年、韓・ASEANグローバルインフラファンドが始まる。2022年までに1億ドルを追加して支援する」と説明した。

また、さまざまな技術力を持つ大企業、中小企業、金融機関、政府の海外同伴進出を共生協力の事例に挙げ、6月に設立した韓国海外インフラ都市開発支援公社を通じて海外物流金融まで積極的に支援すると明らかにした。

文大統領は「最後に海外建設の高付加価値化を強調したい」とし「かつて我々は価格競争力で受注競争をしたが、最近は高い技術力で高付加価値建設市場を改革している。今後も第4次産業革命時代を迎えて人工知能ロボットなどの先端技術を取り入れたスマート建設分野の世界市場を開拓してほしい」と伝えた。

文大統領は「私は海外で汗を流すみなさんが愛国者であり外交使節団だと考えている。シンガポールの国民も今後ここに建設される車両基地を見ながら韓国を思い出し、みなさんに感謝することになるだろう」とし「誇りと責任感を持って最善を尽くしてほしい」と要請した。

また「現場は安全が最優先であり、安全に格別に注意してほしい」とし「安全に工事を終えて韓国にいる家族のもとに元気に戻ってくることを願う」と語った。

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