インド南部ケララ(Kerala)州で2日未明、ヒンズー教の聖地サバリマラ(Sabarimala)寺院に警察の護衛を受けた女性2人が立ち入ったことから、州内各地で暴動が発生した。警察によると3日までに1人が死亡、少なくとも15人が負傷した。

 サバリマラ寺院では「月経年齢」とされる10~50歳の女性の寺院内への立ち入りが禁じられてきたが、インド最高裁は昨年9月、「女性が礼拝する権利を侵害している」として禁止を覆す判決を下した。ケララ州では以後、参拝しようとする女性活動家らと女性の参拝を阻止しようとする伝統主義者らの対立が激化している。

 女性活動家らが何度か寺院内に立ち入ろうとしたものの、反対する信者の男女の猛烈な抵抗に遭い、目的を果たせずにいた。だが2日未明、女性2人が警察官に付き添われ、ついに寺院内に足を踏み入れた。

 これを受けケララ州では2日、対立する賛成派と反対派の衝突が相次ぎ、警察が催涙ガスや閃光発音筒、放水などで応酬する騒ぎとなった。州内では3日も緊張した状況が続いている。

 最高裁は今月22日、女性立ち入り禁止撤廃の判決への異議申し立てについて審理を始める予定。

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