【AFP=時事】世界最高峰エベレスト(Mount Everest)をめぐり、中国当局は観光客がチベット(Tibet)自治区にあるベースキャンプへ立ち入ることを禁止した。国営新華社(Xinhua)通信が15日、報じた。


新華社によると、今回の禁止令は「通常の観光客」に限られ、登山許可を得ている人々には適用されない。また、観光客向けの新たなキャンプが、ベースキャンプの2キロ下方に設置される予定だという。

 自然保護当局者の話として伝えたところによると、標高約5000メートルに位置するロンポ僧院(Rongpo Monastery)上方のエリアへの立ち入りが制限される。

 隣国ネパールと国境を接するエベレスト周辺は、近年多くの観光客や登山客が押し寄せている。ヒマラヤ地方への訪問者数は2018年、前年比で25%近い増加を示し、過去最高の117万3072人を記録した。

 また昨年、エベレストの登頂を果たした登山者数も、過去最高の807人に上った。

 だがエベレスト人気が高まるのに伴い、ごみの量ばかりか、遺体の数も増加の一途をたどっている。

 中国当局は今回の禁止措置に加え、標高8000メートルを超えるエリアでの遺体収容に重点的に取り組むとともに、ベースキャンプの滞在者数も300人以下に制限する計画だという。

 新華社の報道によると、中国当局は昨年、標高5200メートル超のエリアで清掃活動を3回実施。「8トンを超える家庭ごみや糞便、登山関連のごみ」を回収したという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190216-00000033-jij_afp-int


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