タレントの堀ちえみさんが2月19日、自身のブログでステージ4の舌がんであることを公表した。

34歳の時には「特発性重症急性膵炎」で死の淵をさまよったり、48歳の時には、歩行が困難になる難病「特発性大腿骨頭壊死症」を患い、大病と戦ってきたが、今度はステージ4の舌がんに。

オフィシャルブログには、「自分でスマホで舌癌を検索してみたところ、私の舌の症状と同じような画像がたくさん出てきました」と綴られている。

去年の夏ごろから口内炎だと思っていた違和感。今年に入って激痛に変わり、自分で調べたという。

口内炎と間違えやすい舌がん
症状の自覚はあっても、口内炎と勘違いしやすいという舌がん。

4年前に舌がんを発症して、腕の皮膚を舌に移植して治療した實原和希さんは、舌がんについて知ってもらいたいという思いから、今回番組の取材を受けてくれた。

まず、實原さんは「症状としては口内炎と一緒ですが痛いです。1~2週間くらいで治るだろうな、とは当時、思っていました。舌の右側に口内炎が当時できているのは鏡を見て気づいて、それが1か月経っても2か月経っても治らなくて、それでネットで検索していくと舌がんという情報も出てきたので。歯医者に行ったときは1センチから1.5センチくらいだったと思います。その後に検査を受けて手術に至るまでに2か月くらい経過していたので、その間にまた少し大きくなって」と話した。

普段から口内炎ができやすかった實原さんも、自分でインターネットを使って調べるまでは口内炎だと思っていたという。

口腔がんの半数以上は「舌がん」
口の中や周囲にできる口腔がん。中でも半数以上を占めるのが舌がん。

発症する性別と年代別のデータでは、50代以降の男性がかかりやすいという。

日本歯科大学付属病院で医師の出雲俊之客員教授は「若い方のがんは、進行が早いと言われています。堀ちえみさんも比較的若い患者さんなので、進行が早かったと考えられます。早期発見が可能な部位であると考えていますが、なかなか現実には難しいところもあります」とした。

進行していくと、どんどん大きくなる腫瘍。今年1月に収録に臨んだ際の堀さんは、いつもと変わらない姿だったが、腫瘍が大きくなった5日前の生放送では、あまり口を開けずに話す様子も見られた。

主な治療法としては切除する手術が多く、堀さんも19日に入院し、22日に手術を予定。12時間以上かけて舌の左半分を切除し、皮膚を移植。同時に、転移した首のリンパの腫瘍も切除するという。

治療は?術後の生活は?
では、術後はどんな生活が待っているのか…。

實原さんは自身の闘病生活を「当初は全然話せないです。だいたい2か月は入院すると言われていて、基準としては起き上がってある程度、運動ができて食事ができるようになったら退院」だと言われ、1年のリハビリで通常の会話が可能になったという。

また、「最初の1週間は水の飲み込みができないので、鼻から食事を流すような形でして、徐々に水が飲めるようになって、味が分かった時にはすごく感動しました。もし、リンパ節に転移があれば、抗がん剤や放射線治療をやっていたのかなと思います」と話した。

實原さんは放射線治療の選択肢もあったが、味覚がなくなってしまう可能性もあったため、移植手術を選んだという。

ステージ2で手術し、がんの転移はなかったというが、ステージ4のケースではどんな治療がされるのか。

出雲客員教授は「皮膚を起こして血管を付けたまま持ってきて、そこを補うという手術をされると思うんですけど、全身のがん転移の検索がなされていると思います」とした。

舌がんに詳しい医師は、ステージ4でも手術後にがんの転移がなければ、日常生活に戻れるという。

出雲客員教授は「ステージ4の患者で舌を同じように半分切除して、リンパ節も取った方ですが、2年ほどの間にきっちり会話のトレーニングを重ねられ、非常にうまくしゃべれるようになった方もいます」と話した。

めざましテレビ

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