「自分への誕生日プレゼントに買った新車に欠陥があったのに、交換してもらえない」。中国で女性がメルセデスベンツに対し苦情を訴える動画が拡散し、ベンツが謝罪声明を出す事態に発展。驚きの和解案まで飛び出しました。

 車のボンネットに座り込む女性。その周りを大勢の販売員が取り囲んでいます。

 「あなたは修理をしたから、どんな状況か知ってる。私の車は販売店から出てもいない」

 この女性(30)は先月、中国・西安市のメルセデスベンツの販売店で、自分への誕生日プレゼントとして66万元、およそ1100万円の車を購入しました。ところが、納車直後、エンジンオイルが漏れ出していたことが発覚。女性が「車の交換」を求めたところ、販売店は「エンジンを交換する」と対応したため、女性が猛抗議したのです。

 「私は1kmも運転していない。それなのにこの対応は良くない。私が納得すると思ってるんでしょ」

 この動画は中国版ツイッターのウェイボで拡散し、16日までに4億回以上閲覧され、ベンツを批判する書き込みで「炎上」しました。

 「ベンツの車はもう買わない」「中国の消費者を軽視していて傲慢」(ウェイボより)

 騒動を受けて、ベンツ側は謝罪声明を発表。販売店の対応は「ブランドが堅持してきた原則に背く行為」だとして、販売店を一時営業停止としました。ベンツ側が迅速に対応した背景には、去年、「ドルチェ&ガッバーナ」のCMが「差別的だ」として炎上したことがあります。

 「ドルチェ&ガッバーナの騒動発覚から5か月がたちましたが、現在も中国の大手通販サイトでドルチェ&ガッバーナと検索しても、商品は全く出てきません」(記者)

 ベンツも今回の騒動で中国でのブランドイメージに影響が出ることを懸念したとみられています。中国メディアによりますと、16日、和解が成立。ベンツは新車への交換のほか、女性をドイツに招待し、工場で生産ラインを見学してもらう、さらにはベンツ主催で女性の誕生日パーティーを開くという仰天の内容を提示したということです。

 上海モーターショーでもベンツの中国担当の責任者が騒動を謝罪し、事態の収拾にあたっています。(17日15:38)

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190417-00000052-jnn-int


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