事故の救助活動にあたった大津市消防局が京都新聞の取材に応じ、緊迫した当時の現場状況を説明した。
 「車が突っ込んで、多数の人が倒れている」。通行人の男性から最初の119番があったのは午前10時16分。9分後、現場に到着した救急隊員が目にしたのは突っ込んだ車の近くで泣きわめいたり、うずくまったりする園児や保育士の姿だった。

負傷者が多数いたため、隊員は医師とともに、治療の優先度を判定する「トリアージ」に取り掛かった。同50分、医師が1回目の結果を出した。けがの状況から、助かる可能性が極めて低いことを示す黒いタグを付けた園児が既に2人いた。その後、2回判定したが、黒いタグの数は変わらなかった。
 正田正道消防総務課長は「黒を付けるのは悔しい判断だったと思う。できる限りを尽くしたが…小さな命を救えなかったのは残念だ」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190509-00010000-kyt-soci