【サンパウロ時事】南米エクアドルの裁判所は9日、昆虫などの標本を無許可で日本に持ち出そうとして首都キトの空港で3月12日に逮捕された日本人の男(26)に対し、禁錮2年の有罪判決を言い渡した。

 罰金と地元紙への謝罪広告出稿義務も科された。

 男は九州大の北海道演習林(足寄町)に勤務。休暇をとって3月1日からエクアドルを旅行していた。地元メディアによると、弁護側は控訴する意向。

 男が出国しようとした際、荷物検査でかばんの中からカブトムシやクモなど371点の標本が見つかった。このうち、絶滅危惧種を含む248点は持ち出す許可を得ていなかった。エクアドルは固有種などを「国家遺伝子財産」と位置付けて持ち出しを厳しく制限している。

 男は裁判で「幼い頃から虫を捕まえるのが大好きで、趣味は昆虫採集。エクアドルの自然を自分の目で見たかった」と説明。「英語もスペイン語も分からないので、持ち出し許可についてあまり理解していなかった」と弁明した上で「エクアドルにとても迷惑をかけたことを謝罪する」と述べた。 

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