【コロンボ=小峰翔】日本人1人を含む250人以上が犠牲となったスリランカの同時爆破テロは、21日で発生から1か月となった。内戦終結から10年間、平和だった島でイスラム過激派がキリスト教徒らを標的にしたテロは、宗教間の対立による社会の分断の危機をもたらしている。


 西部ミヌワンゴダのモスク(イスラム教礼拝所)を17日に訪ねると、窓ガラスが割られ、モスク内の床には大きなコンクリート片が転がっていた。イスラム教徒への反感を強め、暴徒化した仏教徒らの集団が13日夜に襲撃した。中にいたリファイさん(65)は「300人が叫びながら石や棒を投げてきた」と恐怖を語った。

集団はイスラム教徒が経営する商店にも火を放ち、一帯の建物に燃え広がった。焼け跡からは4日たっても白煙が上がり、薬品の臭いが鼻を突いた。祖父の代から続く衣類店を焼かれ、売上金を奪われたというリズワンさん(45)は「イスラム教徒への敵視が続くかと思うと不安で仕方ない」と肩を落とした。

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