南海キャンディーズ・山里亮太(42)と女優の蒼井優(33)の結婚会見には、2人のキューピッドとなった相方の「しずちゃん」こと山崎静代(40)も乱入した。ボクシンググラブ姿で派手にパンチをお見舞いすると、幸せいっぱいの2人に茶々を入れるなどやりたい放題。2人の仲を取り持つため、陰ながら奔走していたことも明かし「こんなクズをよくぞもらってくれた」と親友の蒼井に感謝した。

2人を引き合わせたのは、しずちゃんだった。かつてはコンビ共演NG、事実上の解散状態だった2人。人生に「たら」「れば」はないが、もしあの一夜がなければ、山里の隣でほほ笑む蒼井はいなかったのではないか。

 15年12月16日。山里は自身の冠ラジオ「山里亮太の不毛な議論」でその年の10月にボクシングを引退したしずちゃんと中継をつなぎ、結成以来初めて語り合った。結成時の記憶、互いに心を閉ざした時のこと…。小さなほころびを少しずつ縫い合わせ、コンビ間の傷を修復。翌年のM―1決勝を目指すことを決め、放送内でも泥臭い姿をさらけ出しながら1年がかりで同じ夢を追った。結果は準決勝敗退だったが、コンビには栄冠以上のものが残った。

 そもそも、不仲の原因になったのはしずちゃんが蒼井主演の「フラガール」で女優として認められたこと。当時の山里は嫉妬のあまり、相方の出番を奪い、心ないメッセージを送るなどして、とにかく足を引っ張り続けた。しかし、命懸けでボクシングに取り組むしずちゃんの姿や、さまざまな仲間との出会いを経て年齢や経験を重ねたことで、自らの愚かさや弱さを受け入れたことが転機になった。

 2人は昨年12月14日、テレビ朝日系「しくじり先生」にコンビで出演。山里は、しずちゃんへのこれまでの悪行を包み隠さず告白し、結成15年で初めて、「今までごめんなさい」と涙ながらにわびた。「あの一夜」から3年がたっていた。

 山里の視点や語り口、芸風は「卑屈」「ひねくれ」と評され、本人もそれをネタにしている。ただ昔と違うのは、今の山里は自分の弱さを知っているということだ。弱いからこそ、他人のつらさも思いやれるし、相手の境遇に思いをはせることができる。しずちゃんのこともよく知る蒼井は、2人の苦しんだ過程ごと、いとおしいと思ったのではないか。弱さを知り、改心したひねくれ男のもとに、最高の幸せが舞い込んだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000056-sph-ent


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