意識不明の重体となっている大阪府警吹田署の古瀬鈴之佑(こせすずのすけ)巡査(26)は、佐賀市の佐賀工業高校ラグビー部で全国大会に出場し、強豪の東海大学でもプレーした。親交のあるラガーマンたちは、SNSでメッセージを発信するなどして回復を願っている。

 高校の先輩にあたる元日本代表の五郎丸歩選手(33)(ヤマハ発動機)はツイッターで、「古瀬がんばれ!!」と投稿。宮崎市の日本代表合宿に参加している流大(ながれゆたか)選手(26)(サントリー)も容疑者の逮捕を踏まえ、「あとは古瀬の回復を祈るのみ」と書き込んだ。大学時代のチームメートは「力になれるようにメッセージを送ろう」と仲間に呼びかけている。

 高校時代の3年間を指導した枝吉巨樹(おおき)監督(43)は、「もう一度、警察官の制服を着て頑張ってほしい。チームのモットーである『不撓不屈(ふとうふくつ)』の精神で意識を取り戻してほしい」と祈った。
府警によると、古瀬巡査は耐刃防護衣を着用していたが、隙間から背中や腕など少なくとも7か所を切りつけられ、左胸に包丁が刺さった状態で現場に倒れていた。

 最も深い刺し傷は約11センチで、左肺を貫通し、心臓に達していた。一命は取り留めたが、意識は戻っておらず、17日には2度目の手術を受けたという。府警幹部は「何とか状態が良くなってほしい」と語った。

 近所の住民も心配している。交番近くで自転車店を営む男性(49)は、「頼れる存在だったのでつらい」と険しい表情。小学生のきょうだいがいる主婦(47)は「交番をのぞき込むと手を振ってくれるような親しみやすいお巡りさんたちだった。子供も心配しており、回復の知らせを早く聞きたい」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190617-00050206-yom-soci


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