トランプ米大統領は、5月に安全保障上の懸念を理由に米国企業との取引を事実上禁じた中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する制裁を緩和する意向を表明した。

 米中首脳会談での習近平国家主席からの要請を踏まえたもので、その見返りとして今後の貿易交渉などで譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。

 トランプ氏は昨年、中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)に実施した制裁を解除する代わりに、中国にディール(取引)を迫った。米議会はファーウェイとZTEが機密情報を盗み取るリスクを長年警戒。トランプ氏の一存による制裁見直しは今回で二度目となり、身内の共和党からも厳しい声が上がりそうだ。

 ファーウェイ制裁緩和、追加関税の見送り、貿易交渉の再開-。トランプ氏は今回の首脳会談で習主席の要求を軒並み受け入れたが、中国側がどのような譲歩を示したかは明らかになっていない。トランプ氏は「ファーウェイ問題の解決は最後になる」として、十分な見返りを得られると判断できるまで交渉カードを温存する姿勢を見せた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190629-00000102-jij-n_ame


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