【AFP=時事】イランの小型艇が英国の超大型タンカーの通行を脅かしたことでペルシャ湾(Persian Gulf)の緊張が高まる中、英国は12日、同湾に2隻目の軍艦を派遣し、警戒レベルを引き上げたと発表した。

英当局は2隻目の派遣について、あらかじめ計画されていた交代に伴うもので、世界で最も重要で不安定な石油輸送路の一つに引き続き英海軍が存在することになると述べた。

 英政府の報道官によると、ペルシャ湾における海上警備の継続を確実にするため駆逐艦ダンカン(HMS Duncan)が派遣され、現在展開中のフリゲート艦モントローズ(HMS Montrose)は、あらかじめ計画されていたメンテナンスと乗組員の交代のためペルシャ湾での任務から離れるという。

 しかし情報筋によると、駆逐艦ダンカンの派遣は予定より数日早められたもので、これにより英国の最新鋭の軍艦2隻がしばらくの間、イラン沖に展開することになる。その期間は数週間に及ぶ可能性もあるという。

 英当局によると10日、英国の超大型タンカーがペルシャ湾のホルムズ海峡(Strait of Hormuz)を航行していたところ、イランの小型高速艇3隻が「妨害」を試み、護衛していたモントローズが警告を発して阻止する出来事があった。イラン当局は、そのような出来事は起きていないと否定している。

 英政府は今週初め、イラン沖を航行する船舶の警戒水準を最も高いレベル3に引き上げ、「重大な」脅威の存在を浮き彫りにした。

 駆逐艦ダンカンはハープーン(Harpoon)対艦ミサイルを搭載しており、乗組員は280人を超える。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190713-00000009-jij_afp-int


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